第67話 尋問
「へ〜催眠の魔法があるのか、警察にもってこいだな
あいつも魔石があるんだな。普通あんな大規模魔法はできないしな」
まあどうせ、下っ端だからそこまでの情報はないと思うけど
おれが倒した二人はそこそこ情報を持っていそうなんだが
体さえあれば虹玉がどうとでもするだろ
「魔石?あいつらには魔石があるのかい?」
「ええでは、話しましょう何があったか。
多分捕まえたあいつもですが覚醒者じゃありません。
そいつらに何かしらの方法で魔石を埋め込んだものがあいつです。
富士にもいましたが普通の探索者よりも魔法は高性能でした。
で、魔物を送り込んでいたところにいた奴らは元々覚醒者で
それに魔石を埋め込んでいるようです。それを魔人と言っていました。
そいつらが言っていましたが、
覚醒者じゃない魔人を失敗作とも言っていました。」
「そうなのか、魔人か....それに転移持ちがいたとも言っていたね」
「ええ、そいつらは転移門と言っていましたが、
そこから魔物を移動させていました。
敵には魔物を従わせるものと転移が使えるものがいますね」
「厄介な。元を断たないとまた同じようなことが起きるのか
でもなぜこんなことを、何が目的でこんなことを」
言っていいのか?試練の最後にいた神みたいな奴のことと
それに敵対しているであろう今回の裏にいる奴のことを
いや言うべきか、全てをおれ一人ではできないしな
「多分、ダンジョンでスタンピードを」
「何を言おうとしているのですかあなたは」
誰だ、......強いなこの人
今まで会ってきた探索者とでは格が違う
「氷花くん戻ってきていたのかい」
氷花っておれ以外の日本の超越者か!
お、女だったのか。
「初めまして、氷花さん。俺は翡翠練って言います」
「知っていますよ。
しかし、初対面をファーストネームで呼ばないで欲しいのですが。
改めまして、神白 氷花ですよろしく」
氷花って名前かよ!
珍しい苗字だと思った〜
「すみません。で、なんでさっき話を遮ったんですか?」
「あなたも頼まれたのでしょう。
その話は警察と軍の上層部しか知り得ない情報です。
それを簡単に言おうとしたことに問題があったため止めたのです」
まあ普通そうか。おれが軽率だったな
しかし、斉藤さんも知らないのか。
混乱させないためにか?
「あなたには今から私についてきてもらいます。
今日会ったことについてを話してもらいます
それとあなたが知っている情報も全て」
「ま〜やぶさかでは無いな」
全ては言わないけどな。誰が味方で誰が敵かわからないからな。
会議ってことは他の超越者とも喋れるのか?
「どこで、会議なんですか?」
「国会議事堂の総理のところです。
さあ、早く行きましょう。それと斉藤さんもついてきてください。
あなたにも知る権利がありますから」
「わかった。車は私の方で手配しましょう」
「ええ、助かります」
いや!行きたくないな!
総理に会うとか、あ〜最近偉い人とばっか会うな〜
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます