第10話 結局

「と、大見えきったけど食料調達と魔法の検証が先だな」


この階層のミノタウロスがいなくなるくらいに狩ってやる

その前に


「おまえのその左足についてるのなんだよ」


「これか?牛倒した時に出たドロップアイテムだよ。

効果は魔法攻撃力アップだ。」


「そんなのあったな。ん?おまえなんで能力わかるんだ?

そういえばおまえの能力なんなんだ?」


この鑑定の魔道具がアイテム以外にも鑑定できればよかったんだけど

そう都合よくいかないな。


「よくぞ聞いてくれた。俺の能力は全部で四つ。

幻術に識別、風魔法に、雷魔法だ!どうだ凄かろう」


識別は鑑定の上位互換か?それでアイテムの能力がわかったのか。


「識別ってアイテム以外もできるのか?」


「できるぞ。俺は幻術が一番得意だから識別されなくもできるし、

ステータスを偽ることもできるぜ。これでも他の星獣よりも色々できると思うぞ」


星獣?こいつらみたいなやつのことか。

幻術があるからここから出られても色々できそうだな。


「それで監視されてるかもって言ってたが、実際どうするんだ?」


「いやもうそれは終わってるぞ。さっき俺に魔力を注いでる時に

俺に攻撃しているように見せかけて仲違いして俺がおまえを殺したように見せてるから」


そんな結末なのか?まあ魔力注いでる途中に能力が戻ったならそれが一番

結末としてはいいのか。


「じゃあミノタウロス狩に行くか。とりあえず色々試していくか。」


「じゃあ隠密して俺が更に幻術かけるわ。」


「索敵は任せるわ。ヤタも攻撃できるなら逃げないでどんどん狩ってこうぜ」


「了解。じゃあ右からかな。先に一体いる。

ここの階層のやつは群れないっぽいからどんどん移動して狩に行くぞ」



それにしてもどういう原理でこんなに明るいんだろうな。

壁に埋まっている石みたいなのが光ってるのはわかるんだけど

取ってみたら光らなくなるんだよな。

それにっどうしてこんなに日本のゲームみたいなんだ?

倒したら死体が霧になってアイテムを落とすなんて

それにステータスにお助けキャラまで。

よくある、日本の文化をパクって作った異世界なのかな?

流石に外でモンスター倒しても死体は残るよな。

....謎は深まるばかりですね〜

どう思いますかあなたたちは?


「いたぞ、あいつだ。魔力込めすぎるなよ」


「了解。....風よ」


よし一体目。アイテムは石?いや魔石かな多分だけどそれに肉

...やっぱアイテム多いよな多分だけど幸運のおかげかな

これ幸運がなかったら肉のドロップ確率が低ければ詰むよな。

.....やめよう。俺は大丈夫だったんだ。


「どんどん行くぞ。時間は正確にはわからないと思うけど

大体3時間くらい狩り続けるイメージで行くぞ。

それまでこの階のセーフゾーンを探しておくから」


「やっぱあるんだセーフゾーン」


やっぱゲームににすぎだろセーブでもするんかそこで

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