第76話 奥の手
思ったよりやばいか?まあここから逃さなければどうにかなるだろ
とりあえず捕まえたやつをどかすかな。
「場所を変えようじゃないか、ここじゃちょっと狭いだろ。
"獄門 冥"」
黒いモヤが俺の周りに二つ現れ、そこから巨大な腕が出てくる
敵を薙ぎ払うように腕が振るわれる。
敵は窓を突き破り下にある広場のような所へ追い出す
「この手錠を使って、よし捕縛完了。
斉藤さん、ビル内にいる奴らを行動不能にしたので
回収をお願いします。幹部も半分捕まえたのでそれもお願いします。
後の奴らもさっさと終わらせます」
『わかった!こちらも突入する』
よしこれで、あとはあいつらやったら終わりだな。
俺も降りるか。
「随分なご挨拶じゃないか、この人数差は流石にきついんじゃないか?」
「そうだぞガキ、さっさと応援を呼ぶべきじゃないか?」
残ったのはボス含め5人、あの黒祀牢を避けれるんだ
そこそこできる奴らだとは思うんだけど
「哀れだな、自分と相手の力量も測れないなんて」
「なんだと!ああいいだろうお望み通り殺してやるよ!!」
ボスの反応は無しか、まあいいだろう。
名も無き雑魚どもを倒してからでもね。
突っ込んでくる行きのいいなもなきチンピラみたいなのからかな
「オラァァァァァァァァァァ」
「うるさいな、静かにしてくれ。
”獄門 無間”」
無数の黒いモヤが出てきて、そこから伸びる腕が
圧殺するが如く幹部たちを殴打していく。
「静かになったな。いいのかい部下がやられているのに
何にもしなくて?」
「いや、何もしていなかったわけではないよ。
そもそも、普通にやって君に勝てるとは思ってないよ」
「まあそうか、で、やるかい?」
「ああそうしよう。
君は私たちの計画には邪魔でしかないからね。
まあ先に魔法を封じさせてもらうけどね。
この封魔石で」
また安直な名前で、けど魔力封じられるのはやばいな。
身体強化無しか?キッチ〜
まあそんなのやらせないけどね
「わざわざ、見せつけて。
壊してくださいと言っているんじゃないのかな」
「いや、もう完成している。
最初からこうなることは予想していたのだよ。
君はこちらが考えるより優秀らしいからね。
それにここで戦うのがわかっているんだ、対策はして当然だろう」
何?魔力がねれない。
体の外に放出することもできなくなった。
これはまずいか?用意周到なことで
「で?俺をここで殺す準備は整ったと、
簡単に殺せると思うなよ?」
「いや、君と話をしたかったんだよ。
ダンジョン、いやこの世界がどうしてこうなったのかを」
「何?どこから知り得たんだその情報を」
「君らが探している。ネームレスからだよ
私とサナトスの中枢にいるものたちは接触した。
そしてそこで教えられたよ、どうして急にこのような
力を手に入れそして世界に起きた現象について」
ネームレスにあってる?
それがサナトスの行動原理になっているのか
その下部組織っぽい倶利伽羅もそういうことなんだろう。
「聞こうじゃないか、この世界の真実とやらを」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます