第83話 ひと時の平穏
「皆さんどうもこんにちは!
つい最近Aランクに上がった明星セツナと」
「まだBランクの月影蒼だよ。」
:待ってた
:待ってた
:ゲストって誰?
:Aランクおめでと
「ではゲストの紹介です!!こっちに」
「あ〜久しぶり?でいいのかな
翡翠練です、どうぞよろしく」
:大物!!
:やった〜〜
:助けてもらって以来か?
「今日は翡翠さんと池袋ダンジョンの下層にきています。
護衛をしてもらいながら私たち二人のスキルアップを図ろうと思います。」
「じゃあ行く。私も早くAランクに行きたい。
指導よろしく最強さん」
最強さんって、この間負けた俺には響くね
俺どちらかというと魔法型なんだけどね。
最近、精錬魔法を使ってないから。
もっと魔法をぶっ放したいぜ。
この間は不完全燃焼なんだよ!!
「はいはい、安全に行きますよ。
その先に2体魔物がいるよ。」
「私たちが倒す。見てて」
:最初から2体?
:危険じゃ
:ダンジョンなんだから当たり前
:ここのエリアBランクでしょ
「ハイオークが2体、ヤァア!!」
お見事。ほんとあった時より強くなってるな。
身体強化があるだけで、危なげないし。
強いていうなら、身体強化の強度を上げるのが必要かな。
後は部位強化の練度を上げるくらいかな
「どうでした?」
「よかったと思うよ。後は身体強化をもっと上手くなるのと
牽制できるくらいの遠距離の魔法があるといいね」
「魔法教えてほしい。身体強化は要練習だと思うけど」
「そうですね、身体強化は黄金の林檎の動画で見ましたけど
魔法ってどうやってあんなに強いのを打ってるんですか?
スタンピードのやつとか」
あ〜あれはまあ教えるか?
みんなが使えるようになるのが怖いよな
でも......ハァ〜教えるか
「容量は簡単だよ。君たちの身体強化は全身に隈無く
均等に魔力を行き渡らせているでしょ?
それを腕だけに集中させて、そこから魔法を打つ。
まあみればすぐわかるよ。このメガネをかけておいて」
敵は....いたいた
メガネが何か?俺の魔眼の劣化版だよ。
魔力が若干光って見えるだけのね
こっちの魔眼は他にも動体視力が上がったり
魔力の軌道が見えたり、まあ色々あるんだよ。
それに相当な量の魔力じゃないとくっきり見えないんだよね
だから普通の人だと、ほんのり光るくらいしか見えないんだよ。
まあ俺は魔眼があるし、いらないだろう。
って結論になったんだよね。
「魔力をこうやって、手の方に持ってきて。
きちんとどんな事象が起きるかイメージして燃えよ」
「ブモォォォォォ」
「こんな感じ、なんとなくわかった?」
「「まあ、なんとなく」」
あれ、反応が芳しくない
そんな難しくないと思うんだけど
意識なく俺最初に使ってたんだけどな
「難しい?」
:誰がそんな魔力あるねん
:できるのか?
:原理はわかるけど
:やっぱこいつズレてるな
あれ〜?そんなになのか?
「魔力をそうやって動かして魔法を打つんですね」
「私たちスキルで魔法を使ってたから
そんなやり方知らなかった。」
まじかよ....
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