第29話 箱庭発展

「じゃあ琥珀、俺はなにした方がいいかな。

とりあえずここを発展させたい。

というか、ダンジョンで寝るのしんどいからここで落ち着いて

寝れるとありがたいんだけど。」


「それではまず、ゴーレムを作りましょうか。

次は土魔法で、大中小と棲み分けもできるようなものを各10体」


「で、どうやって本当のゴーレムは作るんだヤタ?」


「本当は魔石を核で作るんだけど。お前は全部魔法で作れるだろ。

その方が高性能になりそうだし、

お前の魔力なら琥珀でも動かせるんじゃないか?」


「ええ、その可能性は非常に高いと思いますよ」


そうか、俺の魔力を核に作ってでかいのは腕を少し大きくして

中くらいのやつはバランス型で、

小さい子供サイズは細かいところができるようにイメージしてっと


「こんな感じで大丈夫か?大型は全員土属性で

中型と小型は火、水、風、土、氷を二体ずつにしてみたんだけど」


「完璧です練様。それに私でも指示が出せるようですね。」


「お〜それはよかったこれで、

これからも俺の指示なくても琥珀が色々できそうだね」


「練様少し私を信用しすぎではないですか?

私があなたの指示に従わないと言う保証はどこにもないんですよ」


「それは思ったぞ。最初俺のことめちゃくちゃ警戒してたのに

急に信用しすぎじゃねって思ったぞ」


「え〜そうかな〜。

俺もここに放り込まれて見た目以上に精神が疲弊してんじゃね?

だから、すぐ信用して味方がいると思いたいんじゃね?」


「なんで疑問系なんだよ。なんか他人事みたいに言ってるけど、

まあなんとなくわかったよその危うさが」


「おう!」


よしそれでこのあとはどうするんだ?

木はいっぱい持ってるし、りんごとかももっと増やせればいいな。

フルーツ類はめちゃくちゃ美味しいんだよな。

ちょっと高めのフルーツは食ったことあるけどあれとは比較にならない

饒舌に尽くし難いものだったね!


「ではまず家から作りますね。

木を、そうですね50本ほど出していただけますか?」


そんなに使うんだ。いっぱい刈っといてよかったぜ。

薪とかに使えるかなって思って、めちゃくちゃいっぱい刈ったからな。


「ありがとうございます。では、少々お待ちください」


おお〜すげ〜どんどん出来上がってく早送りみたいな速度でできてくやん。

こう言うの見るの好きだったんだよね〜ついみちゃうよね!



「完成いたしました。

練様には日本家屋が良いと思ったので、日本家屋と庭を作りました。

内装の家具などは箪笥や椅子などは作ったのですが、

畳や庭の木々がないので完成には程遠いですが。」


「すげ〜。ものの30分くらいで作っちゃったじゃん。

やべ〜語彙力がなくなる凄さだぜ」


塀があってコの字に家があって庭が真ん中にあって

それに池みたいによく見るやつがある。


「マジでよかったな練。これでゆっくり寝れるな。

ダンジョンでもびっくりするぐらい爆睡してたけど」


「それとこれとは別だよ!マジでさいこ〜だね!」


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