第二章 第51話 箱庭のその後
スタンピードからもう二ヶ月か。
平和で何よりだな。
携帯も買ってアインの友達はまだ斎藤さんと緑さんと星咲さんだけだ!
通知がたまらないよ!
99+みたいなのが見たいよ。ちょっと憧れだよね。
「練、一旦箱庭に戻ろうぜ。もう仕事は終わったろ。」
「ああそうだな」
そうだ!この機会に箱庭の紹介をしようか。
まあ、多分二人しか紹介できないと思うけど。
他は、各場所で仕事していて手が離せないと思うし。
君たちのために〜全員呼ぶのはちょっと〜
「ただいま琥珀」
「お帰りなさい練様。どうでしたか?」
「異常なし!新宿ダンジョンは平常運行です。
ボスも倒して、今日の業務終わり」
二ヶ月経ったけど、前回のスタンピードが怖くて、
ランク高いダンジョン周りをしているんだよ。
ここ二ヶ月で四つかな?
名古屋に京都、大阪、あと富士樹海ダンジョン
それに今いる新宿ダンジョンで五つ目だ。
一様Aランクダンジョンなんだけど、
正直アビスの方がやばかったからそれからするとよゆ〜
「あれ?朱雀と黒曜は?」
「呼んだか主。稽古をつけるか?」
「黙りなさい黒曜、私も呼ばれているんです。
稽古なわけないでしょう。」
紹介しよう。黒髪で武人みたいな方が黒曜だ。
箱庭で体を動かすときの相手役だ。
みんな戦えるんだが、黒曜は戦闘用で造ったから1番強い。
近接メインで剣術だけなら俺じゃ勝てない。
俺の記憶にある達人たちを学んだせいで剣だけだと歯が立たない。
で、こっちの赤髪美人は調理担当であのカレーとかを作ってくれている人。
美味しすぎでやばいよ!
なんか、この食材を何分焼いたりすれば完璧になる。
みたいなのがわかるらしくて、レシピ本みたいなのに書いている
何分茹でてください。みたいなのがドンピシャでわかるから
どんな食材でどんな調理法でも完璧な料理になるんだよんね。
一応俺もできるんだけど、あんな量のカレー作れないから。
「何か食べますか?」
「なんかフルーツある?」
「なしを切りますね。琥珀も食べますか?」
「お願いします」
「ああ、朱雀俺の分も頼むぞ」
「黒曜の分はありません」
「嘘つけ!俺も食べるぞ!」
黒曜は俺がいないと鍛錬しているか、朱雀に何か作ってもらうから
仕事増やされてスザクはだるがってるからこんな感じだ。
まあいつも通りだな」
「琥珀〜なんか、めぼしい依頼あった?」
「回復薬を譲ってほしいと良家の方から依頼が来てましたね。
どんな値段でも払うから娘を助けてほしいと。
受けて良いと思いますが。これからにつながると思いますよ」
また、回復薬の依頼か。多いな〜まだ一回も受けたことないけど。
大体胡散臭いのしかなかったらしいんだけど
「琥珀が言うなら受けてみようかと思うよ」
美味しかった〜
そろそろ行くかな。ここ50階層だから帰るのに時間がかかるし
まあ走ったら3時間くらいかな
「ありがとみんな。ヤタ行くぞ」
「はいよ」
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