第57話 真の力

で、でけ〜

ここ金持ち住宅地だ。

周りもでかいけど、ここの家だけデカすぎだろ。

日本家屋もいいけど、こういう現代風の家もいいよな〜


「客間の方に案内させます。

妻と娘にこのことについて話しますので少しの間だけ待っていてください。

娘の準備もありますから10分ほどかかるかもしれません」


「ああ、全然お構いなく。あと、絶対に治るとは言わないでください。

今回はどのような症状であるかを見に来たとだけ言ってください。」


「わかった、よろしく頼む」


は〜気が重いな〜

想定通りなら治ると思うんだけど。

巷で言うマジックフルーツってやつの可能性はやばいんだよね。

星咲さんに聞いたんだけど、世に出ているマジックフルーツの魔力量が

Cランクの魔石と同じくらいで、俺が持っているのは魔石で言うAランクオーバー

の養殖したマジックフルーツを持っているんだよね。


魔法薬はわかりやすく回復するから作っているけど、

正直マジックフルーツの方がすごいからね、

わかっている能力で言うと、肉体の活性化による若返り、

活性化して怪我が治る、魔力の器が広がる

魔力が回復する、あとメッッッッチャウマイ!


みんなにも食べてほしい。

りんごとか酸味と甘味が完璧で最高に上手いんだから。

Cランク程度でも若返りと魔力量が上がるくらいはあると思うよ。

だけど、肉体の活性化だから1番自分の体がいい状態以上には若返らないんだよ。

だから俺の肉体年齢は20歳前後だと思うよ。



「待たせてすまない。準備ができたから娘の部屋まで来てほしい。」


「はいわかりました。」


意外に早かったな。美味しい紅茶でした!


「由衣、シャル入るよ」


うわ〜思ったよりヤバいな。

魔力量が最初の頃の俺より多いな、これは辛いだろうな。

魔力が多すぎて器から漏れ出してる。

この量だったら割と時間かかりそうだな。


ここは久しぶりの解説が必要そうですね〜〜〜〜〜!!!

解説の翡翠 練にお任せください

魔眼により相手の魔力量がわかるのはご存知であると思いますが

今回はその目がキーになっているんですよ


「そうですね〜これは箱庭での魔法具と魔力の実験でおんなじような事例

を知っているためその知識が役に立ったと言うことです」


魔法具には魔力が内蔵されています。

その魔力を外部から増やすとどうなるかと言う実験を行った際に、

魔法具は魔力を貯める許容限界を超えると自壊を始めるというものでした。


「この実験は普通の魔力を抜き、精錬魔力を注入することで

機能を上げるか、魔法具の場合で言う核となる魔石の性能を上げる以外には

解決方法がないと言う結論になりました」


ですから、今回器を広げれば解決できると知っていたと言うことですね。

ですが思った以上に魔力の量が多く相当量の魔力が漏れてしまっているため

器を広げるのに時間がかかると思った次第ですね。


「相当きついと思いますよ。

魔法具だったら自壊していなかったらおかしい程ですから。

相当な精神力であるのが伺えますね。

この治療行為が終わった暁には、

魔法戦だったら彼に勝てる可能性を秘めていますね。」


同じレベルであったら、練選手は魔法のみでしたら敗北するでしょうね。

今後の成長が期待できますね。

以上久しぶりの解説でした〜

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