ラストサムライおっちゃん、異世界に転生する～恋の鞘当てが始まったのは、なぜ？～

動乱変革期の日本。
刀や槍を用いた戦から、ライフルなどを用いた戦が主流になった時代。

そんな中、最後まで己の武士道を貫き――ラストサムライと呼ばれたおっちゃんは、額に鉄砲玉を受けてしまう。
咄嗟に刀で自決した彼が願ったのは――。
「――来世があるのなら武士道だけでなく、人間らしく恋の道の真髄について考えてみたい」と言うものだった。

次に目覚めた時、彼の意識は――異世界で『ルーカス・フォン・フリーデン』と言う戦死した若者の身体に宿っていた！

「徳を積めば来世は人間だと言う。しかし再び、異世界の戦場に蘇った。――つまり俺は、悪徳を積みすぎたと言う事だ！　是非も無し、このおっちゃん、今生では武士道と恋の道を探求して満足に散って見せよう！」

剣と魔法の世界で――ルーカスはサムライとしての信義…続きを読む