概要
8000円分の教育
遊佐二月。27歳、生徒1人8000円を仕事の限度と考える教師。
そのラインを超えたら、もう仕事ではない。
生徒ではなく、人として接する。
※2024年1月〜2月の金のたまごに紹介されました。
そのラインを超えたら、もう仕事ではない。
生徒ではなく、人として接する。
※2024年1月〜2月の金のたまごに紹介されました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生徒一人8000円。平等に生徒に接する高校教師の学園ドラマ
かつてはドラマのような理想の教師を目指しながらも、現実に挫折した27歳の高校教師・遊佐二月は仕事として生徒に接するようになっていた。月給を生徒数で割った一人8000円。それが生徒のために働く彼のボーダーライン。ドライな高校教師が校内トラブルを解決していく学園ドラマです。
2年2組の担任の遊佐には、さまざまな負担がのしかかる。不良生徒を監視したり、不登校の生徒を訪問したり、女生徒からの誘惑をかわしたり、生徒のために頭を悩ます毎日だ。
普段は仕事として割り切っている遊佐ですが、ときたま熱血教師の顔が出てしまうのがいいんですよ。トラブルが起きれば知人の探偵に情報を集めてもらい解決に立ち上…続きを読む - ★★★ Excellent!!!いつもクールで合理的な高校教師。でも実は熱血漢?
高校教師を主人公にした現代ドラマです。
教師モノというと、情熱をもって生徒たちに向き合うドラマなどが思い浮かびますが、
本作の主人公「二月先生」は、クールで合理的な高校教師。
生徒一人に対し、一ヶ月8,000円分の仕事しかしないぞ、と決めています。
でも読み進めるうち、彼なりの正義感や平等精神があり、一本筋が通っていることに気が付きます。
働きすぎない、自らブラックにはならない先生が、高校生に振りかかる色々な問題をあざやかに解決していくストーリー。
結構スカッとする展開が多く、合理的な考え方が気持ち良いです。
でも実は、胸の内には熱いものを隠しているんじゃないかと思わせる二月先生。
きっ…続きを読む