概要
襲い掛かる絶望、狂気、鮮血、純愛――幻想的なデスゲームへ、ようこそ。
高校二年生の嶋倉絢人(しまくら あやと)は、見知らぬ五人の高校生と共に、幻想的な場所に集められていた。
「――きみたちにはこれから、命を懸けたゲームに参加して貰おうと思う」
ロゼと名乗る白髪の少女にそう言われ、絢人は病に冒された妹の瑠花(るか)を救うために、ゲームで生き残る決意をする。
これは六人の少年少女を巡る、救済の物語――
*「角川ホラー文庫 デスゲーム小説コンテスト」への応募作品です。完結するまで、毎日18:15に更新されます。
*残酷描写(流血等)を含みます。また、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
「――きみたちにはこれから、命を懸けたゲームに参加して貰おうと思う」
ロゼと名乗る白髪の少女にそう言われ、絢人は病に冒された妹の瑠花(るか)を救うために、ゲームで生き残る決意をする。
これは六人の少年少女を巡る、救済の物語――
*「角川ホラー文庫 デスゲーム小説コンテスト」への応募作品です。完結するまで、毎日18:15に更新されます。
*残酷描写(流血等)を含みます。また、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!今まで読んだ中で一番美しいデスゲーム
すばらしい作品でした。
デスゲーム物とは思えないほど文章が美しく、幻想的な世界観がよく表現されています。
ゲーム内容自体はシンプルなので、ゲーム性(複雑なルールや登場人物の駆け引き等)を求める方にとっては物足りなく感じるかもしれません。
しかし、それを補って余りあるくらい各キャラが非常に魅力的です。作者の高い筆力で丁寧に各登場人物の心理と背景の描写がされており、物語に引き込まれることは間違いありません。
物語の最後は特に感動的でした。タイトル回収がお見事です。なぜ『自分勝手で最低で、それでいて美しい救済』となるのか、強く読者の心を揺さぶってきます。