概要
人々は魔鋼器によって街灯、空飛ぶ飛行船、鉄の巨人「鉄騎兵」など文明的な生活を享受していた。だが原因不明の寒冷化で状況は一変する。対応を巡り、帝国と王国の緊張は開戦寸前にまで高まる。
王女エルツは寒冷化を止めることのできる魔鋼器「ユピテル」を稼働させる為に、王国の慣例に固執する父王の反対を押し切って家出する。
学生時代の友人で昔告白されて振った傭兵フィエの助力の元、協力者である帝国の皇子アトパラとの合流を目指す。エルツは兄王に命を狙われながらもアトパラと合流を果たす。
兄王は大型飛行船を稼働させて帝国軍を排除しようとする。その目論見は成功する様に見えたが、アトパラの策略により逆に魔鋼器「ユピテル」を奪取されてしまう。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ロボット好きに突き刺さる?好きじゃなくても刺さる!
とても良質なロボット成分を補給させて頂きました。
兵士に似た5m級のロボットに乗って繰り出される物語は興奮の一言に尽きます!
主人公機の色も目立つけど、やっぱりそれだよね!と言いたくなる王道色を選んでいるあたりがとても良です!
兵士型と言う事なので、ドラクエの彷徨う鎧みたいなのがでっかくなったのか、リアルタイムでは見たことないのですが竜神丸みたいなロボットを想像しています!(あっているか不明)
また、ロボットが誰でも起動できるわけではないという設定はかなり練った上で付けられたのではないかと思うほど、上手に活用しつつ、見せ場にもなっているため、カタルシスが5割増しです!
基本的に作者様の筆…続きを読む - ★★★ Excellent!!!冒頭からいきなり引きずり込まれた。すべてのシーンが映像として目に浮かぶ
面白かった……!!✨
気温、音、匂い、主人公たちが触れるあらゆるものの肌触り。
それらを無限に摂取し続けられる10万文字でした。
これを読んでいる間、私は確かにエルツたちと一緒に旅をしていました。
とにかく描写が美しくて、すべてのシーンが映像として目に浮かびます。
世界観は重厚で、テーマも重めなのに暗い雰囲気がないのは、ヒロイン・エルツの底抜けに明るい性格ゆえでしょうか。
ハラハラドキドキの展開が次々と襲いかかってきて、テンポよくするすると読めてしまいます。
主人公キャラの1人が■■れたあたり――後半からは、もう本当に読む手が止まらなくて、最後まで読み切ってしまいました。
この名作が埋も…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これを無料で読めるのか……
完璧に埋もれてしまっている作品ですね。
今流行りの、ではありません。(内容、描き方など)ですので、流行りのじゃないのを読みたい、しかも、エエやつな!っていう方に、正にオススメしたい物語が今ここに!
私が読んだ分はまだ序盤ですが、タグにあるロボット、機械モノってたまらんよねって人にすぐ刺さると思います。
物語のつくりと背景もしっかりしていて、すでに在る世界としてストンと胸に落ちてきました。描写も読み手の想像力に委ねてくれる部分も多く自然とひたらせてくれます。
キャラクターも主要キャラに加えて、戦争ものなので王様や兵士などの会話もあるんですが、これは書き慣れてはるなぁってニヤリとするような絶妙さ…続きを読む