とても良質なロボット成分を補給させて頂きました。
兵士に似た5m級のロボットに乗って繰り出される物語は興奮の一言に尽きます!
主人公機の色も目立つけど、やっぱりそれだよね!と言いたくなる王道色を選んでいるあたりがとても良です!
兵士型と言う事なので、ドラクエの彷徨う鎧みたいなのがでっかくなったのか、リアルタイムでは見たことないのですが竜神丸みたいなロボットを想像しています!(あっているか不明)
また、ロボットが誰でも起動できるわけではないという設定はかなり練った上で付けられたのではないかと思うほど、上手に活用しつつ、見せ場にもなっているため、カタルシスが5割増しです!
基本的に作者様の筆力が高いためロボットものというところに苦手意識がないのであれば・・・あっても問題ないと思うほど物語の流れが綺麗です。
序盤を読んで思わずレビューを書いてしまいましたが、みなさんもぜひご覧頂きたい名作です!
面白かった……!!✨
気温、音、匂い、主人公たちが触れるあらゆるものの肌触り。
それらを無限に摂取し続けられる10万文字でした。
これを読んでいる間、私は確かにエルツたちと一緒に旅をしていました。
とにかく描写が美しくて、すべてのシーンが映像として目に浮かびます。
世界観は重厚で、テーマも重めなのに暗い雰囲気がないのは、ヒロイン・エルツの底抜けに明るい性格ゆえでしょうか。
ハラハラドキドキの展開が次々と襲いかかってきて、テンポよくするすると読めてしまいます。
主人公キャラの1人が■■れたあたり――後半からは、もう本当に読む手が止まらなくて、最後まで読み切ってしまいました。
この名作が埋もれている意味が分からない。
昨今の売れ線ではない、のかなぁ。
中身は本当に良いのに……タイトル・キャッチコピー・あらすじの工夫で何とかならないか。
何にせよ、3主人公の感情を揺さぶる展開、広大な世界観、驚きのクライマックス等、見事というほかない作品でした。
完璧に埋もれてしまっている作品ですね。
今流行りの、ではありません。(内容、描き方など)ですので、流行りのじゃないのを読みたい、しかも、エエやつな!っていう方に、正にオススメしたい物語が今ここに!
私が読んだ分はまだ序盤ですが、タグにあるロボット、機械モノってたまらんよねって人にすぐ刺さると思います。
物語のつくりと背景もしっかりしていて、すでに在る世界としてストンと胸に落ちてきました。描写も読み手の想像力に委ねてくれる部分も多く自然とひたらせてくれます。
キャラクターも主要キャラに加えて、戦争ものなので王様や兵士などの会話もあるんですが、これは書き慣れてはるなぁってニヤリとするような絶妙さ。しっかりとした物語を読みたい人は読んでいて本当に楽しいんじゃないかな。
……と私は思うわけですが、このレビューを目にした貴方様はどう感じるだろうか。
たまには他のも読んでみたいけど、どれがいいのかな。これから小説を書いてみたい。なんていう人にも自信を持ってオススメしたい良作です!