概要
腹ぺこ少女と謎の青年の追いかけっこ
中学に通うまで入院生活を繰り返していた少女、藤堂千春。ある日、奇跡的に病気が治った千春だったが、足りない栄養を補うように食べ物を求める特殊体質になってしまった。
食べても、食べてもお腹がすく。何を食べても満ち足りない。何かが足りない。そんな空腹を抱いている千春は、謎の青年と出会う。
初めて会ったはずなのに、なぜか初めてな気がしない。なぜか知っている気がする青年、クティ。クティと一緒にいると空腹感が収まることに気づいた千春はクティのことをもっと知りたいと望むように。
一方クティは千春とは親しくなりたくない理由があるようで。
近づきたい千春と近づきたくないクティの追いかけっこが始まった。
食べても、食べてもお腹がすく。何を食べても満ち足りない。何かが足りない。そんな空腹を抱いている千春は、謎の青年と出会う。
初めて会ったはずなのに、なぜか初めてな気がしない。なぜか知っている気がする青年、クティ。クティと一緒にいると空腹感が収まることに気づいた千春はクティのことをもっと知りたいと望むように。
一方クティは千春とは親しくなりたくない理由があるようで。
近づきたい千春と近づきたくないクティの追いかけっこが始まった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!記憶を返して
めちゃめちゃ良く出来た話です。
某文庫のノベル大賞に出して下さいと懇願したいぐらいに。
最初は千春の悩みを友人三人で解決する青春物かな? と思っていました。
しかし、とある事件によってガラリと日常が変わります。
見知らぬ青年クティに懐かしさを覚えた千春が、失くした記憶を戻したい! と、手を伸ばす姿がいじらしいです。
何故忘れているのか。何故既視感があるのか。
増えゆく登場人物によって、その謎が明かされてゆきます。
登場人物には各々個性と魅力があるので、違える事無く分かりやすいです。
終盤では、とある人物の存在にかなり惹かれました。
そして人物の動作や心理描写が、非常に細やかです。…続きを読む