そそっかしい養子令嬢のギリギリ暗躍　～秘密組織に救われたので、今度は私が虐げられている人を助ける番です！～

　昔、親にひどく虐げられていたところを謎の組織の手引きによって助けられた事がある、私・エリー。
　その時に手を差し伸ベてくれた公爵令嬢・レンリーア様のようにカッコよくなりたくて、以前よりずっと恵まれた環境に身を置きながらも、今も気付いている人を助けるためにと、私はその組織の構成員になっていた。

　代表者不明、構成員不明。本拠地も、名前さえ知らない組織だけど、送られてくる指示書の通りに動けば、すべてがうまくいくようになっている。
　私はその指示従って動けばいいだけ……なのだけど、そそっかしさと犬並みの嗅覚と強い正義感のせいで、色々な事が起きてしまい……？

　構成員には、冷静さと機転と演技力が必要。そのどれもが不足気味な私の、ハラハラドキドキの暗躍系断罪お手伝いコメディー。
　「不遇な扱いを…続きを読む