第42話 心の癒やし時間
家に帰ってこたつに入ってもずっと同じことを考えてる。俺は、おかしいんだろうか?分からない、あんなにヘンだって言われて分からない。考えるほどモヤついてイライラする
「あぁ、もう!」
「まーくんには心の癒やし時間が必要なんだと思うんだよね」
「なんですか!?分からないですよ。いい加減にしてください」
「まーくんの心がギザギザしてるよ?もっと、まーくんって穏やかで優しかったんじゃないかな」
そう言われてハッとした。今の自分はギザギザして咲希さんに対して口が悪いことことを言ってしまった
「ごめんなさい、自分が!その」
「落ち着いて、まーくん?誰だって心がギザついてる時があるよ。ほら、お菓子とお茶が持ってきたからさ」
「すいません、なんというか分からないんですよ。賢斗のヤツに言われたことがどうも頭の中で残っていて。なんというか考えるるほどモヤモヤして頭の中がぐしゃぐしゃとしてなんというか感情が壊れそうです」
「そっか」
今にも感情が爆発しそうだ。こんな状況になったのは生きた中で一度もない
このつらいの気持ちは単純に面倒くさいとかが元になってるつらいじゃない。このつらさは、色々なものが複雑に混ざったつらさだ。何があってつらいのかが自分でもうまく理解できない
「分からないですよ。こうお姉ちゃんが、なんというか....分からないんですよ」
「私に対しての気持ち?」
急に吐き気を感じた。なぜだ?自分は咲希さんが嫌いなのか?いや嫌いではない。むしろ好きだ。だが、この好きってなんだ?分からないすべてが分からない
「分からないんですよ!全部、分からないんですよ!気持ち、感情がおかしくなりそうです。全部分からないですよ!僕がうわあああああああああああ!」
「まーくん、うるさいっ!」
「ご、ごめんなさい....」
「じっとしていて」
咲希さんが隣に来た。いったい何が起きるのだろうか?俺をじっと見つめている。そして少し優しく微笑んできてる
「目を閉じて」
「え?まさか」
「早く!怒るよ」
「すいません....目を閉じます」
「じゃあ横になって」
目を閉じて横になった。すると頭のあたりがまくらのようにふんわりする。これはいったいなんなんだ?
「目を開けてもいいよ?」
目を開けていいと言われたので俺は目を開けた、これはいったいどういうことなんだ?さっぱり意味がわからない。どうして俺はなんで咲希さんのふとももに横たわっているんだ?
「これはどういうことなんですか?」
「まーくんは私のことは好き?」
「えっと、好きですよ」
「どれくらい?」
どれくらい?気持ちは単位で量が示せる訳じゃない曖昧のモノだから、どれくらいと言われたてもハッキリ言えない。なんというか考えるとぐしゃぐしゃとする
「まーくん考えることはだめだよ?今のまーくんは考えるほど良いことはないからね」
「僕は、咲希お姉ちゃんのこと大好きですよ」
「えへへ、ありがとう。どう今の気持ちは?」
「その、なんというか....ドキドキします」
でも正直、咲希さんの顔が豊満な胸があるせいで半分くらいしか見えてない。あと顔にも少し胸があたっていてなんというか考えてることがツライことから無意識にいやらしいことに
「どうして?」
「咲希さんの体型がすごくえっちだからです」
「えっ!?」
「あはははは!」
おかしくて笑った。なんというか、色々なことがバカバカしくなった。そもそも、そんなこと考えないで良いんだ。なんで遠回りなことをしていたんだろうか
「わ、私ってえっちなの!?」
「スケベですね。体型がすごくダメですよ。動く18禁です」
「あ!?また言われた....少し前に電話で久美ちゃんから言われたの!私ってそんなえっちなの?」
「どストレートに言わせていただきますと、スケベでえっちな体型です。男なら全員、見たらお猿さんになってますよ。ウッキーって言って発情してますよ」
咲希さんは顔が真っ赤になり恥ずかしそうに顔をぶんぶんと左右にふっていた
でも、これは事実にすぎないんだよな
「私がえっちで淫乱でハレンチな女なんて!はずかしい」
「まさか咲希さんの口から淫乱なんて言葉が出るとは思ってなかったですよ」
「あわわわわ!お姉ちゃんとしてダメだ」
「なんというか心が和んできた感じがします」
気づいたら、つらいこともなくなっていた。なんというか咲希さんと話して楽になった気がする
「本当?」
「えぇ、本当ですよ。咲希お姉ちゃんはすごいですよ!」
「え!?ありがとう。まーくんに役に立てればそれでいいかな。えへへ」
咲希さんはすごい人だ。僕にとっては特別な人なのかもしれない
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