第6話 キスは初めて?

服を着てない咲希さんがいる!?あぁ、ヤバい!俺は瞬時に咲希さんを見ないように顔をそらした。早くなにか隠すものを使って隠してほしい。てか狙ってきた入ってきたのか!?全く気が休めれない


「もう上がってるかと思って入ったけど、まだ居たんだね」

「はわ、えっあの...た!タオル!見えてます!身体が」

「どうしたの?恥ずかしいの?」

「恥ずかしいというか!咲希...お姉ちゃんの身体が全部見えてる!タオルとかなんか巻いて」

「あ、あぁ〜ごめん!まさか居るとは思わなくてね?ごめんね。」


ノックでもしてくれればイチバン良かったというか、それが普通なんだが気づかなかったならしょうがない。それより、俺がいると風呂に入れないと思うから上がらないといけないな


「じゃ、あのタオルください。俺は出ますので」

「待って!せっかくだから一緒に入らないかな?」

「嫌です!俺だって男なんですからね。その、咲希お姉ちゃんが思う以上に男っていうのはデリケートなんですからね!あと、お風呂そんなに長く入れない体質なんで」

「そ、そっか。ごめんね?」


咲希さんはタオルを渡してくれた。これで、とりあえず事が収まった。

けど、もう疲れたわ。部屋に戻ってベッドの上で俺は死んでる。こんなに精神的疲労がすごいのは初めてだ。バイト以上に疲れた


「もうつかれったたああああああああ」


そういえば、俺には新しい友達ができたんだよ。紹介しよう!今ごろごろしているベッドくんだ。ふかふかとしていて寝てしまえば嫌なこともシャットアウトしてくれる。前の穴の空いている小汚い布団とは大違いで最高だ。だから、今日はこのベッドで早く寝よう。もう疲れた。歯磨きして寝よう



「あぁ〜眠い。もう眠いわ。寝よってアレ?これって電気はリモコンとかのヤツか」


少しキョロキョロするとテレビのリモコンが机に置いてあるのに気づいた。そしてエアコンのリモコンを見つけた。つまりあと1つのリモコンはたぶん電気のリモコンだろう


「よし、これで電気は消えた。あぁ〜安心する」


だんだん、視界が狭くなっていった。そして俺は夢の世界へと入った

あぁ〜おふとんが心地よいぞぉ〜最高。なんて最高なベッドなんだろうな



なんか明るい感じがする。外からチュンチュンと雀の鳴き声が聞こえる。たぶんもう朝だな。よし起きよう!起きようとしたが、ん?なんか身体が重いな....朝から金縛りとはずいぶん運がついてないな。もういい、このベッドの誘惑を俺は今断ち切って

金縛りからおさらばしてやる!いざ、開眼するぞ


「....まーくん。んふふ〜」


あ、あれえええええええええ!なんで居るのおおおおおおお!?確かに金縛りにしてはなんか胸らへんがむにゅってしたけどこういうことかあああああああ!


「あ、あああ!どどどどうすればいいんだよ」

「ふわぁ〜....おはよう。まーくん」

「あの脚を絡めるのやめてください。俺の理性が死にます。申し訳無いですけど、どいてください」

「う〜....もうちょっとだけ抱きしめたら、いいよ」


俺よ、理性を保てよ。そうだ理性。理性とは紳士として、いやジェントルマンとして持ってないといけないモノなんだ。だから....咲希さんの胸柔らかっ!


「ん〜、なんかもの足りないだよね」

「え、えっなんかあるんですか」

「そうだ!」


咲希さんの唇と俺の唇がくっついてる。つまりこれはキス....!俺のファーストキスは咲希さんに奪われたああああああああああああああああ!まさか義理でも姉にファーストキスをされるとは思わなかった。義姉とファーストキスをしました

これ、人前では絶対言えないヤツ。てか、死んでもこれは言いたくない!


「な、なにするんですか!」

「顔赤くなってるけど、大丈夫?」

「えっ」

「かわいいね。もしかしてキスは初めて?私も初めてなの」


うえええええええええええ!お、俺は咲希さんのファーストキスを奪ってしまった

なんか罪深い。俺、こう言う時ってどうすればいいのか分からない


「こういう時ってどうすればいいのか分からない.....」

「喜べばじゃないかな?よく男の子ってこういうの嬉しいって聞くけど?」

「嬉しいけど....」

「嬉しいなら、いいじゃない!あ、お母さんたちは外に行っちゃったから私が朝ご飯を作ってあげるね」


なんで、ここにやってきて二日目で俺と咲希さんの二人で家にいることになるんだよ

けれど、二人して高校生だから扱いなんてそんなもんだろうか


「じゃあ、私は下でまーくんの朝ごはんを作ってるから準備ができたら来てね!」


そういって咲希さんは俺の部屋から出ていった

なんだろう、俺と咲希さんって新婚夫婦かなんかかよ?いや、この距離感どうもバグりにバグりまくってるって!おかしいやろ。まぁとりあえず着替えでもするか....


「まーくん!早く来て!」

「ちょっと待って!」


俺は急いで着替えてリビングがの方に向かった。するとニコニコと笑顔をしていた咲希さんがいた。しかもなんか茶封筒を持ってるけど、アレなに?


「はい1万円。この茶封筒に入ってるからね」

「えっ」


これはいったいどういうことだあああああ!?なんで俺は咲希さんに1万円という大金をいただくんだ?いやいや、いくら俺のことが気に入ったっていっても1万は....

もうわけわかんないわ!誰か助けてくれええええええええ!






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