第21話 遊園地デートがキタアアア!

ついにこの時を待ち遠しく思っていたぞ!この遊園地デートに明日、行ける!

ヤバい、嬉しいすぎる!めっちゃかわいい咲希さんと一緒に行けるんだ!

あいつとのホモデートなんかより、こっちの方が圧倒的にいいね


「ま〜くん!私たのしみだよ。遊園地に行くんだよ!一緒にイチャイチャしようね」

「僕も一緒ですよ!遊園地なんて行ったことないのですごい楽しみですよ」


それにしても、イチャイチャしようねってワードが飛んできたが、俺は咲希さんの

彼氏かなんかかな?


「とりあえず、一緒に早く寝ようね」

「一緒に!?」

「そうだよ〜?一緒の布団でぬくぬくしようね」

「それはいいです!とりあえず寝る」



「まーくん、起きて!」

「....ん?うわああああ!?」


咲希さんが俺の体に乗ってる!?どどうしすればいいんだ?とりあえず、どいてくれると助かるんだが、それより理性がはち切れそうだ


「あの咲希さん、りりり、理性が死にます!どいてくれるとありがたいです」

「そうだね!ごはんは軽く作ったから食べて支度しといてくれるといいかな」


咲希さんの言われた通り食卓に向かい朝ごはんを食べた。ちなみにおにぎりで

中身は明太子と佃煮という結構オーソドックスな具材だった


「食べた?」

「食べましたよ」

「じゃあ、準備してね!」



ということで家から出て遊園地に出発した。家に出たのが8時くらいだからつく時間はお昼ぐらいだろうか


「遊園地たのしみだね〜まーくん!」

「そうですね、僕は行ったことすらないのので楽しみです」

「え!?そうなんだ〜、じゃあ私が何度も行ったことある遊園地だから案内してあげるね」


咲希さんは自分以上に楽しそうにしてる。朝起きてずっとニコニコして楽しそうにしていてる、遊園地ってそれくらい楽しいんだろうか?


「遊園地ってそんな楽しいんですか?」

「そうだよ!行く前に色々想像する時間が私にとっては一番、楽しい時間かな。もちろん遊んでる時も楽しいんだよ?けどその時間が一番楽しいんだ」

「そうなんですか」

「まーくんもきっと楽しいと思うよ」



とりあえず、遊園地に着いた。遊園地は想像以上に大きい。こんなに大きいものだと思わなくて驚いた


「うわ〜すごい!」

「とりあえず、お昼が近いけど少し遊んでいこうっか!」

「どこに行きます?」

「ジェットコースターとかかな!」


え、えぇ!?アレいきなり乗るとか咲希さんはちょっと頭どうかしちゃったのか?

初手、ジェットコースターは鬼畜すぎる


「え!?」

「嫌?」


咲希さんから一緒に乗って欲しいそうな雰囲気を出ている。これで断れる雰囲気は一切ない。これは乗る運命なのだろうか?トホホ....しょうがないか


「嫌じゃないです。いいですよ!」

「やった!まーくん大好き」


ということで死亡案件が確定した。まぁ、咲希さんが喜んでくれるならいいか

なんか一回転するところあるけど、もういいっか



「ヤバい、ヤバい!ここくだったらあああああああああああああああ!」

「楽しい〜!あはは!」


無事死亡。燃え尽きたよ、真っ白に燃え尽きたよ。ジェットコースターは想像の

100倍くらい怖かった。正直、もう乗りたくないところだ


「もう、無理っす」

「怖かった?」

「そりゃあ、めっちゃ怖いですよ!」

「アハハハ、そういえばお昼ごはん作ってきたんだ。一緒に食べようよね」



お昼ごはんはサンドイッチだった。お出かけで手作りのサンドイッチが食べれるなんて夢みたいだ


「さぁ、たくさん食べていいからね!まーくんのために早起きして作ったからさ」

「ありがとう、咲希お姉ちゃん」

「一緒に写真、撮ろうよ!」

「え?」

「だって、そのスマホでたくさん写真を撮るために来たんだよ?」


確かそうだった。だから遊園地に行こうって話だったんだ。ここまで1枚も写真を撮ってない。これはまずいな


「そうでしたね!忘れていた」

「忘れちゃったらダメだよ?もしかして、私と一緒に遊園地デートするのが楽しみだった?」

「あ、いや!その〜....はい」

「アハハ、かわいいね。そういう正直なところ好きだよ」


好きって毎回言われると恥ずかしい気持ちになる。どうしてか分からないけど

毎回、言われるとすごい恥ずかしい


「ほら、スマホで撮ろうよ!」

「あぁ、はい。そうですね」


咲希さんと一緒にピースをした。そしてスマホで撮ると、咲希さんはすぐに見せてと言ってきた。咲希さんにスマホを渡すと嬉しそうな顔をしていた


「いいね!今日はたくさん撮ろうよ」

「そうですね。咲希さんをたくさん撮ってあげますよ」

「え!?ままま、まーくん?そんなこと言われたら恥ずかしいよ....」


咲希さんの顔が真っ赤になってる。自分はなにか、咲希さんに対してハレンチなことを言っていたのだろうか?


「どうしました?」

「いやなんでもない!とりあえず、次はコーヒーカップに行こうよ!」

「は、はい」


コーヒーカップっていったいなんだ?さっぱり分からないけど、咲希さんにそこは任せよう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る