第48話 ラブレター!?
なんという、最近すごく疲れる。久美さんとあのとき出会った日から何もかもが変わったような感じだ。咲希さんに話しかけられた時は前より何倍も嬉しく感じて、少しでもじっと見られると今までの比にならないほどドキドキとする
「やっぱり変だよね〜」
「え、何が?」
「私のことをジロジロと見ている感じがするけど、まーくんは私のこと惚れちゃったしてね?」
「そんな自分、咲希さんのことをじっくり見ていますかね?」
あまり、自分の中ではそんあ咲希さんを見てる気がしない。確かに会話をする時とかは顔を見ていたりするが、そんなに自分は見てないような気がする
「見てるよ!スゴい時は1分以上見てるんだよ?というかこの前に久美ちゃんと出会ってからじゃない?それから本当におかしいよ?なにか久美ちゃんと一緒にコソコソやっていたんでしょ!?あの子が急にここまで来るのはおかしいもん!
すごいインドアのゲーマーでオタクなんだから」
なるほどな、だからあんな喋り方がヘンテコなのか。やっと理解ができた
つまり高2の現役の厨二病持ちなわけか
「なるほど、どおりで喋り方がヘンテコな訳だ」
「それで、久美ちゃんと何したの!?」
「何ってニコニコしてぶん殴られました。あとメシ食えよ、カスって言われました。ずっと咲希お姉ちゃんのことを心配してました。ただそれだけです。あと、そんな好きな人を疑ってはいけませんよ」
「ご、ごめん!」
「別に大丈夫ですよ」
家に帰って自分のベッドに横になっている。もはや、これが毎日家に帰ってのルーティンになってなっている気がする。毎日、ごろごろとしていてダメ人間みたいな生活してる気がする。これじゃ咲希さんにダメ人間と言ってる場合じゃない
それにしても咲希さんのことを考えているとドキドキするな
「なんか考えてると頭が痛いな。頭痛がする。少し寝よう」
「う、うん....?」
目を覚ましていたら外が真っ黒になっていた。もう日が暮れてしまったのだろうか
ご飯はどうなっているんだろうか。というか今は何時なんだろうか?スマホを見てみると7時43分、ヤバい寝すぎた!
「あ、やべええええええ!」
まずいと思い、すぐにリビングへ猛ダッシュしまくった。待たせてるかもしれないと考えたらヤバいぞ!何か咲希さんなら拗そうだ
「ご飯は!?あ、あのご飯」
「食べちゃったけど、まーくんぐっすり気持ちよさそうにしてたよね」
「なんかベットにいるとすごく心地良くて」
「夜眠れなくなっちゃうよ!?ダメでしょまーくんったら!ご飯はカレーだからね温めて食べてね?私はお風呂入るから」
そう言って去っていてしまった。なんか寝すぎて頭がぼーっとする。とりあえずご飯を皿によそいルーを掛けて席に座った
「いただきます」
1人でいただきますをするととても静かだ。なんというか寂しさを感じる。やっぱり咲希さんと一緒に食べたほうがいいと感じる
食事を終えてお風呂をすましてまたベットに横になっている。どんだけ自分はベッドが好きなんだろうか。しかしこの最高に良いフカフカしたベットは依存性がある
「なんかテレビでも見ようか」
そう思い体を起こしてリモコンを取ろうとした瞬間、自分の机に気になるものが目に入った。うすピンクの洋封筒がある。それには『まーくんへ』と書いてある。これは開けて良いものだろうか?いや、これは見てほしいからこうしてるんだよな
「よし開けてみるか」
そう思いベットに腰を掛けて封筒をみるとハートのシールで封がされてる。
これってまさかラブレター!?いやいや、そんな訳ない。いやラブレターなのか!?
ちょっとパニックになっている。だけど開けないとそこに事実は分からないよし開けてみよう
「ヤバい緊張するどうすれば!?とりあえず開けてみよう」
封を切り、封筒に手をいれるとなにか硬いものが入っている。これはなんだ!?
すごい怖いけど、その硬いものを取り出してみた。すると硬いものの正体はなんと
スマホのプリペイドカードだった
「どどどいうこと!?」
プリペイドカードをとった瞬間いっきに封筒が軽くなったけど、これはいったい!?
咲希さん何をしたいんだ!?慌てて封筒を上下に振ったが、何も出てこない
これはいったいなんだ!?も、もしかして!?封筒自体がメッセージってやつか?
中学生の時にそういうことやる女子がいたから知ってるけど、もしかしてそれなのか?そう思い咲希さんの手紙だから躊躇うところだが、ここは思いっきて少し破り封筒を平らに広げた、すると小さく文字が書いてあった
「なんだこれ?『だったけどそれでも大好き』ってこれだけ!?えっ!?えええええ!?」
謎が謎を呼ぶなこれはいったいなんなんだ!?謎が謎を呼ぶ。咲希さん、これはいったいなんなんだ!教えてくほしいんだが
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