第11話 質問攻め

咲希さんからハートを奪われて放心状態になっていたら気づいたら放課後になっていた。それで話ってなんだろうか?とりあえず校門で待っていてと言われたが今度こそ

話っていうのを教えてくれるのだろうか?


「おまたせ〜!まーくん!」


また抱きしめられた!?こうしてくれるのは正直、俺も男だから嬉しいし心が癒やされるけど、ずっとこのままだと男の野生本能が出てしまうのでホドホドにしてほしい


「ま〜くん?」

「あっ!ごめん。ついさ、温かいから」

「まぁ〜少し寒くなってきたかなぁ?秋にしては寒い日だよね。ずっと抱きしめてくれてもいいんだよっ?」

「い、いえ!そうもいきませんので」

「もっと甘えてもいいんだよ?それじゃあ行こうか」


そう言って歩きだした。けど行こうと言われてもいったいどこに行くのだろうか?

いや、普通に家だろうな。俺は何を考えてるんだ?


「あの、どこに行くんですか?」

「スーパーで今日の夕食の食材を買いに行くんだよ?あと明日の朝食とかの分」


そう言って咲希さんはニッコリと微笑んできた。やっぱり、咲希さんってかわいい

今日で何回見て思ったことだろうか?でもかわいいのには間違いはないよな



ということで、めっちゃかわいいお姉ちゃんと一緒にスーパーで一緒に夕食のごはんの食材を買いに行ってる。咲希さんって身長がいくつなんだろうか?少し自分より大きいような気がする


「ねぇ?まーくんの身長っていくつなの?」

「えっ!?あ〜、165cmです」

「そうなんだ!私は167cmなんだけど、そんな差はないね!」

「そ、そうですね」


やっぱり自分より身長が大きいって思ったけどやっぱりそうなのか。男なのに女の子に身長が負けたりする自分が少し情けない感じがする


「まーくんって、どんな女の子が好き?」

「え!?」

「男の子だから、なにかそういうのって考えたりするだろうなって思ってさ」

「あ、いや〜....年上で胸が」

「年上で胸が?最後まで恥ずかしがらないで言ってよ!ね?」


また口を滑らせてしまった!もう俺のバカだああああああああ。なんで、こんなバカしてしまうんだろ。まったくバカすぎる自分にイライラする」


「え!?咲希お姉ちゃんが怒るからいいです」

「怒らないし私はイジらないもん。だってそれは人それぞれの考えだし。それに口出しする意味なんてないよ。だから言ってみて?」

「年上で胸が大きい人がタイプ....です。なんてハレンチな発言してしまいすいません!俺ってサイテーですよね」

「胸が大きくて、年上かぁ〜」


なにか考えてる咲希さんが考えてるけどいったいどうした?俺そんな奥深い言葉も言ってないけど、なにかあるのだろうか?


「ど、どうしました?」

「う〜ん、挽肉を買わないとね!これでいいかな?よし。それってさぁ、私みたいな人ってこと?」

「えっ!?」

「私ってHカップなんだ。割と大きいと思うけど、どう?」


え、ええええええええ!?そんな普通に女の子のデリケートな部位の大きさをさらって言うの!?いやいやいやいや、咲希さん大丈夫なの!?


「どうって、えっ?」

「触ってみる?」


僕は紳士だ!こんなところで理性を保つのが紳士!紳士たるもの誘惑に負けては行けない!しかし、こんな誘惑には.....


「い、いや〜いいです」

「そんな気を堅くしなくていいから。ね?ほら」


俺の右手を掴まれた。そしてサキさんの胸にあああああああああああああああ!

理性のゲージが瀕死状態になった。しかし、柔らかいッ!ふわりと手を包み込んでくる。その感触がいいのか、手が無意識に動いてる


「うわ!?や、柔らかい....」

「両手で行くのかなぁって思ったけど、そうじゃないんだね?もっと触ってもいいんだよ?」

「ダメです!俺、いまさら紳士として失格ですけど!紳士としてそれはダメです」

「う〜ん、紳士かぁ。私は甘えたい時は甘えてくれたらいいのになぁ。ちょっと残念かなぁ」




理性が瀕死状態になったりしたが、無事にお買い物が終わった。まぁ無事じゃないだろっていうツッコミは分かる。だが、あの場面の時に左手が動きそうだったところを

抑えたんだからな。そこは自分に評価してあげよう


「はぁ〜!お買い物は終わり。まーくん、今日の晩ごはんは何が食べたい?」

「ハンバーグとか」

「おっ!ハンバーグって美味しいよね〜、そうだ!ハンバーグにしよう」

「いいですね」


咲希さんのお手製のハンバーグが食べれると考えると少し心がワクワクしてきた

そういえば話っていうのはなんだったんだろうか?


「話ってなんですか?」

「さっきお買い物していた時のお話だよ?それより、まーくんにとって私ってどう見えてる?」

「どうって.....正直に言うならば咲希お姉ちゃんはかわいいくてスタイルも良くて

なんだろう、好きなタイプの人間っていうか、俺は咲希お姉ちゃんは好きです!」


なに言ってるんだろう?というか、いきなり好きろか言って俺のバカ!またミスをしている。どアホが!何してるんだよ


「えっ?」


咲希さんが優しくそっと抱いてきた。やっぱり咲希さんの身体はポカポカとしていて温かくて心が落ち着く。けどどうして抱きしめてきたのだろうか?


「私もまーくんのことが....好きだよ?」


耳元で囁かれた瞬間、心がドキッてした。今日は何回この人にドキッとさせられたのだろうか?けど、うれしいから問題はない


「それじゃあ行こうっか!」

「そうですね」


けど、家帰って一安心とは行かなさそうだな。絶対とんでもないことになってるはずだ。少し考えたら胃が痛くなってきたな.......




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