とある幻想おとぎ図鑑

ひとこと紹介の通りなのですが、一話ごとに図鑑形式で異世界の設定が紹介される作品です
一話の設定ごとにそれぞれの物語があり、読み応えがあります。
ひとつひとつ練られる、作者さまの想像力に感服です。
図鑑形式をとっているも斬新。

個人的に、クリエイティビティが感じられ、「異世界をつくること」が好きなんだなということが感じられる作品です。

ある世界の中の生き物、魔法の道具、魔術、希少素材などを紹介というかたちをとった作品です。
ひとつひとつのモノに物語があり、それを交えて書かれた文章は、空想の生物やガジェットでありながらどこかリアルさ感じます。（こういった感じが特に俊逸！）
この世界に浸れば浸る程、想像力が膨らみ、楽しめる作品だと思います。
もし挿絵があれば図鑑になりそうです、
海外ファンタジー作品を好む方なら特に好きな雰囲気ではないでしょうか。
オススメです！！

幻想煌めくファンタジーの知識が詰め込まれた魅惑の図鑑。人物に、道具に、素材に文化に伝説になにもかも……幅広い知識が魅力的に集められた素晴らしい作品です。
一話一話が綺麗にまとめられ、その題材がとても緻密に濃厚に、しかし大変親しみやすく丁寧にまとめられています。どれもこれもまるで宝物を開けるような楽しさで、幻想的でありながらも地に足がついたリアリティのある世界観は、現実のどこかにこれらが存在しているのではないかとすら思います。それこそ、この図鑑を片手に旅に出たくなる気分です。
よくここまで細い設定を思いつくなあと惚れ惚れしますね。図鑑というのがまた読み手の想像力を膨らませてきてワクワクします！…続きを読む

ファンタジーが好きだ。
ここでない場所、ここでない時間。
ここでない世界に息づくものたち。
そんなファンタジーの楽しさが、凝縮されたような作品。

聖霊鉱石、氷の花、吸血鬼の涙。
タイトルからどんなお話か想像してみるけれど、予想はいつも裏切られる。
まるで秘密の小箱みたいに、ワクワクしながら一つずつ。

この楽しさを、貴方にも。