概要
書籍発売中! 奈良が舞台の純愛現代ファンタジー
第2回ビーズログ小説大賞現代部門特別賞受賞作。
『まほろばの鳥居をくぐる者は』と改稿改題してKADOKAWA様より書籍化!
神社の娘・宮子の初めての友達は、幽霊だった。
幽霊の友をあるべき状態にしようと奮闘する中、宮子は修験者の少年・寛太に惹かれていく。
寛太は母親を殺されたショックで精神的に不安定になり、高名な修験者の内弟子として修行を重ねていた。
やがて寛太は、母親の菩提を弔うため、今後一切女性に触れない誓いを立てる。
行き場を失った宮子の恋心は、そして、犯人への復讐心に燃える寛太の取った行動は。
神社や修験道の世界観を取り入れた、和風ファンタジー!
※WEB版はモデルがわかる程度に架空の地名にしていますが、書籍版は奈良の地名や実在の寺社がバンバン出てきます。奈良好きの人に届け!
『まほろばの鳥居をくぐる者は』と改稿改題してKADOKAWA様より書籍化!
神社の娘・宮子の初めての友達は、幽霊だった。
幽霊の友をあるべき状態にしようと奮闘する中、宮子は修験者の少年・寛太に惹かれていく。
寛太は母親を殺されたショックで精神的に不安定になり、高名な修験者の内弟子として修行を重ねていた。
やがて寛太は、母親の菩提を弔うため、今後一切女性に触れない誓いを立てる。
行き場を失った宮子の恋心は、そして、犯人への復讐心に燃える寛太の取った行動は。
神社や修験道の世界観を取り入れた、和風ファンタジー!
※WEB版はモデルがわかる程度に架空の地名にしていますが、書籍版は奈良の地名や実在の寺社がバンバン出てきます。奈良好きの人に届け!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!声に出すのも難しい、気高く哀しい少年修験者の覚悟と霊の見える少女の恋心
後半以降、ずっと泣きっぱなしでした。
霊や人ならざる存在を知覚できる神社の娘・宮子と、母親を殺された過去から修験者の道へと進んだ少年・寛太の物語です。
繊細な心の動きを丁寧に紡いでいく筆致で、あっという間に物語に引き込まれました。
宮子ちゃんはすごく共感できる主人公でした。
他人と違うせいで周りに馴染めないこと、諦めていたこと。
初めてできた友達への想いも、迷いなく強く進んでいるように見える寛太くんに惹かれていく気持ちも。
ストーリーの緩急とも相まって、どれも我が事のように感じるほどの没入感がありました。
何よりも。
寛太くんがカッコいい。ものすごく素敵です。
男らしくて、達観していて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!俗世の人間がリアルに描写されるからこそ、妖に存在感があります!
ファンタジーと思って読んでいましたし、確かにそうなんですが、現代の俗世を生きる人々の描写がとてもリアルで……。外見や振舞い、思考回路……現実を生きる人々の姿にリアリティがあるので、霊や妖にも存在感を覚えます。
今の日本で妖などの世界が見えている人は、こういう感じで生活しているのかもしれないと感じました。この話はこの日本のどこかで実際に起きたことなのかもしれない、宮子ちゃんは奈良のどこかに本当にいるのかもしれないと思える小説でした。
(個人的に、私も近隣に住んでいるので親近感がありました)。
また、文章もすいすいと読みやすくて、この連休で一気読みしました! とても面白かったです!