1990年代の恩田陸のような味わいの作品でした。少年と少女の物語に神道と密教が彩りを添える。これからの作品に期待をしています。
後半以降、ずっと泣きっぱなしでした。霊や人ならざる存在を知覚できる神社の娘・宮子と、母親を殺された過去から修験者の道へと進んだ少年・寛太の物語です。繊細な心の動きを丁寧に紡いでいく筆致で、あっ…続きを読む
ファンタジーと思って読んでいましたし、確かにそうなんですが、現代の俗世を生きる人々の描写がとてもリアルで……。外見や振舞い、思考回路……現実を生きる人々の姿にリアリティがあるので、霊や妖にも存在感を…続きを読む
1行目からのインパクト。書籍化もされてます。幽霊やあやかしが見える。ヒロイン宮子の初めての友達は、幽霊だった。修験者の少年・寛太との関係が深まっていきます。寛太は過去にトラウマを抱え…続きを読む
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