第六章 メグとの初夜の1


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 メグのぬんめりとし太股のあわせめ。黒々と陰毛が密生している。火炎のように猛々しく燃え上がっていた。それもホムラはかなりながい。縮れいてないので直毛だからそうみえるのだろう。

「あまり見てないで。ハズカシイワ」

 声はすでに潤んでいる。

「わたしたちの初夜ね」

 麗子さんのかわりがつとまるかしら。

やっと竜ちゃんの、これにさわれた。メグは竜夫の男根に手をそえた。

 深夜だった。竜夫のウイクリ―マンション。二階。餃子館。

ギンぎらギンに勃起して……くるしい。前技もしないで、膣口にあでがった。そのままずずっと挿入する。メグはミモダエタが、かまわず根元までつきいれた。

「ああっ、竜ちゃん、いいきもち」

 どうして渡瀬大臣がオソわれたのだ。このところ、現実に生起している事件に追いまわされている。日本を代表する元公域指定暴力団山川組の分派である夙川組がこの宇都宮でなにをしょうとしているのだ。

「竜ちゃん、なにかんがえているの。マジにやってよ」

 さすがメグ。

「集中してよ。わたし……いいきもちなんだからね。こうして竜夫とHできるのまってたんだからね」

 ごめん。

 それからというもの、竜夫は驚異ともいえるハゲミを開始した。

 はげしく突き入れ、素早く引き、そして突く。キュキュと肉のこすれ合う音がたえまなくつづいている。

「あっ、それいい。いい。イイキモチ。イイ。イイ。イイ。」

 メグはほとんど言葉にならない。うめきつづけている。

「野田さん、ヒットマン高瀬とあのとき、面と向かえなかったのを口惜しがっていた。わたしたちとフロントで黒服の侵入を防ぐのに百%苦闘していたから。大臣の部屋に高瀬が乱入して竜ちゃんたちに阻止されたと後になってきいて、おれも一矢報いたかった。おやじの仇をうちたかったって……」

 それだけは竜ちゃんに、報告して置くわ。

 もう、メグは言葉を失い、喘ぎつづけている。

「高瀬がロープにスガルのをぼくは見た。あいつはまだ生きているから、野田にはチャンスがある。襲われる危険もある、ということだ」

 会話がとぎれた。こんどこそ、ふたりはおたがいのからだにのめりこんだ。メグの潤みがたらたらと膣口からししたる愛液となった。愛液のおおい女は愛情が深いという。

「アッ。アア。だめぇ。だめ。ダメ」

 言葉にはならない。ウメク。もだえる。腰をしたからせりあげる。殺風景な竜夫の部屋にハデナうめき声か流れている。

その時、窓ガラスが微塵に砕け壁が震えた。

弾丸の飛翔音が鼓膜に突き刺さる。

壁の粉末が飛び散った。

狙撃されている。

「立ちあがるな。そのまま、はって廊下にでるんだ」

「だって、わたし裸だよ」

 竜夫は柱の影から、夜の闇をとおして、銃弾の飛んできた方角をうかがった。

なんとしたことだ。闇の彼方に、夙川ビルが見える。

ヤツラはオレの部屋までつきとめている。

これは、警告だ。何時だって、オレを狙っているから。という高瀬からのメッセージだ。それは、死の宣告のようだ。警告とかメッセージなどという、生易しいものではない。遠距離であっても、射程距離にはいる。ライフルで狙撃の的に選ばれた。ヤバイ。これは、ヤバイ。ストライクバックだ。

高瀬の殺気を感じる。おれの弓の的にされた。自尊心も傷ついた。それに苦痛。そのウラミをはらす気だ。

「竜チャン。まだ、フイニッシュウしてないよ」

ドァのところで、大胆にもメグは悶えている。

メグの股を開かせ、のしかかる竜夫も――大胆不敵。


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