概要
それは『呪い』だよ。君の想う気持ちが、家族を呪ってるんだ
「――私が誘拐したから」
大切な友人を人質にとられた宮下小影に提示された条件、それは――「一週間、私に手出しをしないこと」
そして始まる誘拐犯との奇妙な同居生活の中――小影に訪れる『呪い』を巡る問題。
「わたし、最近よく転ぶんです――」
何もないところで転んでしまう、その『呪い』に隠された想いとは。
「――迷惑なんだ」
泣き虫な少女が出会った王子様、思ってもない言葉が口を衝く『呪い』の裏に。
――たとえ誰かを呪っても、それでも僕らは誰かを想う。
とらえる想いに別れを告げて、ここから明日を迎えよう。
これは『呪い』が告げる、決別と前進の物語。
2021/6/25
スニーカー大賞への応募を考えているので(カクヨムから)、近々ネタバレ含むあらすじを公開します。間