概要
〜作品の軌跡〜
2018/5/20 投稿開始
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- ★★★ Excellent!!!圧倒的筆致で紡がれる、極限の生存戦《バトルロイヤル》。
見るものを圧倒するような文章に、あっと驚く展開。第一章にして衝撃的などんでん返しを何度も仕込む卓越した構成力には度肝を抜かれた。作者氏はきっと、人の驚く顔を見るのが好きな悪戯者なのだろう。本編全体に張り巡らされた巧妙な伏線や、何処か壊れた登場人物たちの抱える歪んだ願望。破綻しているようでいて、奇妙なバランスで成り立っている独特な作品世界に酔わされること必至だ。
本作は悪魔と人間のバディによる異能バトルものの体裁を取りつつも、ミステリーのような伏線回収や、純文学めいた登場人物の内面描写が盛り込まれることで、作品世界に屈折した奥行きを持たせることにも成功している。能力バトルものの醍醐味であ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!運命は我らを幸福にも不幸にもしないただ我らが招くだけ――
悪魔は囁く。「君の願いを叶えよう」
運命はその瞬間から、崩れ出す――
悪魔との取引に応じたことで、青年達の日常は崩れ去る。
その運命が招く結末は、Desire(大望)の成就か終局のDisaster(破滅)か。
運命に殉じる者。
宿命に抗う者。
運命とは酷く残酷に、彼らの願いを歪めていく
「どうしても叶えたい、叶わければ死んでもいい、その位の強い願いを持った人間にしか悪魔は見えない。君には必ず強い願いがある筈だよ」
運命は、悪魔が見えた瞬間から――
『Desire/Disaster』……
好評、連載中……。
というわけで、ちょっとCMっぽく決めてみました…続きを読む - ★★★ Excellent!!!神の座を巡る戦いの火蓋が、今、切って落とされる!
既視感があったのは、序章だけだった。どこまで知識を蓄え、構成を考えれば、こんなに鮮やかに人間関係や、人間と悪魔の関係を操ることができるのか。そしてここまで複雑な物を書きながらも、破綻しない作者様の技量に驚かされる。
設定は既存のモノに似ている。13人の選ばれた人間が、魔導書によって契約した13の悪魔と、神の座を巡って戦う。ここで特記すべきは、契約した段階で人間の1つの願いは叶えてもらえるということだ。さらに、悪魔との契約は3段階まで強化することができ、これによって人間は特殊能力を強化できる。
ここまで書けばお分かりの通り、戦いのメインは、悪魔と契約した人間の方である。そこに、契約した…続きを読む - ★★★ Excellent!!!願いは、誰の心にも。
第3章ラストまで読みました。
作者様の言う通り、衝撃のラストあり、裏切られる展開あり、一気読みのできる物語です。
そもそも物語の冒頭から、今、世に多く出るライトノベルとはどこか違う雰囲気。
元々の設定や格好いい契約者の権能名は勿論ですが、豊富な語彙、そして情景や心情の描写力があってこそ、世界観がより際立って伝わるなぁと感じます。バトルシーンなんて圧巻です。
そしてこの物語の柱の一つであるDesire…『願い』ですが、各キャラクターが抱く願いも、それを願う背景にも胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちになりました。それぞれ違っていて、でも何処かで繋がっている…詳しくは言えませんが、彼らの願…続きを読む