短い話だが、よく纏まっていて面白かった。前世でも料理人だった主人公サーシャが、王国に転生して、宮廷の副料理長を務めていたが、辺境伯に飛び蹴りをしてしまったために、料理ができない呪いをかけられてしまい、市中の食堂で副料理長を務めることになる、というストーリー。料理ができなくなった料理人というのが、斬新な設定だった。是非、長編にしてもらって、続きが読みたい作品だ。