願いは、誰の心にも。

第3章ラストまで読みました。
作者様の言う通り、衝撃のラストあり、裏切られる展開あり、一気読みのできる物語です。


そもそも物語の冒頭から、今、世に多く出るライトノベルとはどこか違う雰囲気。
元々の設定や格好いい契約者の権能名は勿論ですが、豊富な語彙、そして情景や心情の描写力があってこそ、世界観がより際立って伝わるなぁと感じます。バトルシーンなんて圧巻です。
そしてこの物語の柱の一つであるDesire…『願い』ですが、各キャラクターが抱く願いも、それを願う背景にも胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちになりました。それぞれ違っていて、でも何処かで繋がっている…詳しくは言えませんが、彼らの願いは最後まで覚えておきたいものです。

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この物語を書くために、作者は沢山知識を蓄えたのでしょうし、緻密に構成を考えたのかななんて思います(勝手に)。
ですがきっと楽しんで書いているんだなとも思います。各キャラクターを見ていても、愛というか思い入れがありました。

個人的には誰が好きだとか、ここがドキドキしたとか語りたいことは沢山あるのですが…ネタバレになるのでやめます。
是非読んで欲しい一作です♪

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