私からはレビューと言うよりも、
この素晴らしくきゅんきゅんして心臓が痛くなる物語を読むにあたり、
読者の皆様へ諸注意を申し上げます。
物語の内容やおススメポイント等は、的確に表現して下さっている沢山のレビューをご覧下さい。
注)
※糖度が100%を超えてまいります。甘さは和らぐ事がほぼありませんので、読むスピード等読者様で調整して下さい。
※心拍数が高くなります。皆様お手元に気持ちを落ち着ける紅茶等を用意された上でお読み下さい。
※主人公達にツッコミたくなります。もしかすると余りの焦れったさに叫びたくなるかもしれません。その際は成人された読者様に限り、強いお酒をオススメします。
※とても可愛らしく、素敵なコメディです。どうぞ最後までお読み下さい。
以上、読者の皆様への諸注意でした♪
久里さんの紡ぐ恋愛模様は本当に素敵なものばかりです。是非お楽しみくださいー!
久里先生は「キュン侍」と呼ばれる。(僕が勝手に今、名付けた)
彼女のキュン技(きゅんぎ)の前には、いかなる人間も冷静さを維持できず、悶え苦しむだろう。
ラブコメの女侍……「キュン侍」久里見参。
「先生! 今年のカクヨムコンはどうされるんですか?」
「えぇ。ここに、ツンデレの剣士がいますでしょう?」
「はい!」
「そして、ここに、ツンデレの聖女がいますでしょう?」
「……はい!(両方ツンデレかよ……)」
「この二人を、近付けるのですよ……、するど、どうなると思われますか?」
「……ふ……二人共素直になれません! 近づけません!」
「そう……、二人は近づいては離れて、切なくなってはまたデレて……」
「こ……これは、振動し続ける平行線!!! 無限の……ラブコメディ!!」
「そうなのよ、見なさい……ここに、ここにキュンの光が見えるでしょう!」
「あああああ! 眩しい、眩しいです先生! キュンがキュンが無限にひろがりますぅぅぅぅぅ〜〜〜!!!」
……と、まぁ、連載前に、こんな会話は僕と久里先生の間には無かった(きっぱり)。
しかしまぁ、端的に言ってそういうことだ(どういうことだよ)。
一年前に書かれたカクヨムコン3参加作品「転生少女は王子様をハッピーエンドに導きたい」で僕らをキュンキュンにしてくれた、キュン侍こと久里先生が一年間の鍛錬を経て解き放つのが本作品「うちの剣士と聖女の恋愛スキルは絶望的です」デス。
一本の筋で長編を編んだ昨年の作品とは異なり、今回は、WEB小説らしい読みやすさを持ったSSによる連作短編の構成。故に、数話読んだだけで、本作の真髄はわかります。
正直なところ、数話読んだ時、そのテンションの高さに「これは十万文字持たないだろう……どうすんだべ、久里しゃん……」と思ったりもしたのですが、それは私、成井露丸が、天才キュン侍――久里先生の力を見誤っていたからのようでした。
次々に繰り出されるキュン技の数々、その躍動に酔いしれている間に、読者は最終話までページをめくり、気付けば☆を3つ入れているのです。
これぞ正に、キュン侍の力! キュン技のイリュージョン!!!
恐るべし……キュン侍……久里。
バタリ……(成井は吐血して倒れた)
美貌と強さを兼ね備えた若き剣聖ルドヴィークと聖女マノン。
パーティーの仲間として最高難度のダンジョンをクリアした二人は、お互いを想い合う仲。
どう考えてもお似合い。誰もが認める美男美女カップル。
しかし、二人は「意地」がスキルマした、最強のツンデレさんでもあったのです!
お互いがお互いのことしか見えてない。そして、「あいつはどうせ俺(私)のことを好きに違いない」と一応思ってはいる。
でも、絶対に素直になれない!会いたい、でも二人きりは無理!!でも会いたい!!
おいおいお前さんたちさっさとくっつきなさいよ!
この不器用さん二人に、ツッコミ&応援必至の物語。
焦れ恋&ハッピーエンドが大好きな方にオススメです!
マノンとルドの、くっつきそうでくっつかない、相思相愛が明白すぎるカップル有する彼等のパーティは、
聖女マノンも、剣聖ルドも、シーフのギークも魔導師のアリスも、四人が四人とも最強クラスの冒険者!
なのに!な!の!に!
マノンとルドは嘘みたいに恋愛ベタだし、アリスは、ドが百個つきそうなくらいのド天然。そんなメンバーに振り回されるギークさんが私は大好きですが。
マノンとルドがパーティメンバーも周囲も巻き込んで揉める揉めるの大騒ぎ!
もう両思いは明らかもいいとこなのに、気付けばドキドキはらはらして手に汗握って読んじゃう、最高のラブコメです!
ツンデレ×ツンデレのカップルが大好きな私、大歓喜!
素直になれないくせに表向きは自意識過剰なまでにツンツンする剣士ルドと、同じくデレてなるものかと謎のプライドでツンを極める聖女マノンのジレジレラブコメディです。
というか、誰から見ても好き合ってるのがバレバレなのに『素直にならない向こうが悪い!』と意地張り続けるブーメランラブの凄まじさ。
おーい、見事にぶっ刺さってますよ〜と何度ツッコミを入れたことか。
うまくいきそうでうまくいかない、あと一歩、いや半歩でも歩み寄れば……と、ジレジレな展開に毎回毎回モダモダさせられます。
でもね、たまーにデレるんですよ、この二人!
するとこれまでの塩がその甘みを引き立てて、萌え転がるほどの尊みを感じさせてくれるんです!!
この絶妙なる糖度、クセになること間違いなし♡
これでもかというくらい、たらふくニヤニヤさせていただきました!!
おかげで頬の筋肉がまだ引き攣ってます。
ルド、この責任はお前に取ってもらう!
ということで、マノちゃんを死ぬまで……いえ、死んでも幸せにしなさい!!
恋愛には脇目もふらず剣の道一筋に邁進してきた若き剣聖、ルドヴィーク。
聖なる血を正しく受け継ぐ者として、類まれなる美貌と共に羨望と尊敬の念を常に集めてきた聖女、マノン。
傍から見れば麗しき美男美女でお似合いの二人なのに、そして二人がお互いを意識しまくっているのは誰が見ても明らかなのに。
超絶不器用&超絶プライドの高い二人は、ど・う・し・て・も!!
相手に素直な気持ちを見せることができないのでした。
それはもう、傍から見ているパーティメンバーのHPをガリガリと削りまくるほどに……(笑)
マノン会いたさに、凄腕パーティのくせにクソみたいなクエストを受けてメンバーを集めてしまうルド。
ルドに近づく女の子を思わず呪殺しそうになるマノン。
その不器用さと、お互いを罵り合う意地の張り合いは、読んでいるこちらが呆れるほどですが、ごくたまに差し込まれる本音が不意打ちすぎて、ズキューン!と射抜かれてしまいます。
けれども、デレに免疫のない二人はそんな大事な場面でもヘタレぶりを発揮して……(笑)
一年経っても一ミリも縮まらない二人の距離に、ある日大きな一石が投じられます。
心を大きく掻き回された二人は、今度こそお互いの気持ちを素直に打ち明けることができるのか!?
ツンデレ同士がデレた時のデレの破壊力。
その凄まじさは必見です!
タイトルが語っている通り、恋愛スキルが絶望的な剣士と聖女。ではどう言う具合に絶望的なのか。一言で言うとツンデレです。しかも二人とも。
お互い相手が自分を好きなのはわかっているのに、
「僕はあんな女のことなんて何っっとも思っていない!」
「私は、剣士様のことなんて何とも思ってませんわ!」
こんな調子です。二人とも実に拗らせています。
しかし口ではそう言いながらも、実際心の中では好き合っている二人。顔を合わせる度にケンカと言う名のノロケが始まります。それがもう、メチャメチャ糖度が高いんです。虫歯になります。いいからもう付き合ってしまえと思わずにはいられません( *´艸`)
究極に拗れた者同士のこのカップル、果たしていつになったら上手くいくのでしょうか?
ある魔物討伐を目的としたパーティー。周囲からは最強と言われていた彼らですが、このパーティー、少し問題が……それはパーティーメンバーである剣士と聖女が、事ある毎にケンカをすること。
しかし、お互いに嫌っているわけではありません。むしろお互いのことを好き過ぎるのですが……この二人、タイトルにもある通り、恋愛スキルが絶望的なのです。
冒険スキルを鍛えることに頑張りすぎて、恋愛はダメダメな二人。一方周りの人達には、そんな剣士と聖女の本心はバレバレ。「お前達早くつきあっちまえ!」と、読者の気持ちを代弁してくれます。
ツッコミ所満載の、意地っ張りな剣士と聖女の、もどかしい恋愛ストーリーです。
超絶恋愛素人&不器用&ツンデレの2人が織りなす掛け合い劇と、それに振り回される盗賊、そして積極的に振り回しにいく魔術師。
喜劇として完璧な布陣でお届けするハイテンションラブコメです。
本来、この類のじれじれ系は「ああっ、もうっ、じれったい!」となることが多いのですが、本作は掛け合いとモノローグのコミカル度合いが群を抜いているので、そうなる機会が少ないです。
やきもきせず、安心して読める作品、ということですね。笑
2人の関係性にもやりとりにもニヤニヤが止まらない新しいラブコメ、最新話まで追いつきましたが、続きを楽しみにしています!