うちの剣士と聖女の恋愛スキルは絶望的です

作者 久里

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「お前ら、いい加減に付き合えよ」「はああ！？　誰がこんな女（男）と！」 久里

　半年前、最高難易度ダンジョンを完全制覇したという最強パーティには、錚々たるメンバーがそろっている。剣聖ルドヴィーク＝カレイド、聖女マノン＝ルーセンハート、魔導士アリス＝ネブラシカ、盗賊ギーク＝ユライ。四人の名は冒険者界隈に属している者であれば、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。

　王都の誰からも畏敬の念をもって熱視線を送られ、傍目には謎に包まれた最強パーティの内情はというと――

「お前ら、いい加減自分の気持ちを素直に認めて、そろそろ付き合ってくれないか？」
「「はああああああ！？　誰がこんな女（男）と！！！！」」

　――しょうもなさすぎる恋愛ド素人劇が繰り広げられていた。

　冒険者としての腕は超一流、恋愛的には雑魚すぎる剣士と聖女の織り成す、初々しすぎるハイテンションラブコメ開幕！

＊本作品は、小説家になろうにも投稿しています。

目次

完結済 全34話

更新

  1. その①うちの剣士と聖女が永久に結ばれない
  2. 剣士「僕は、あの女のことなんて、なんっっともおもっていないぞ」
  3. 剣士「アリスは、たしかに可愛いけど……君の方が、ずっと――」
  4. 【SSその①聖女がたかがスライム討伐に魔法衣で出向いた理由】
  5. その②聖女のとある休日
  6. 聖女「恋占い？　相性診断……！？」
  7. 聖女「私と、剣士様の、相性占い結果は果たして……？」
  8. 聖女「なんであなたが、こんなところにいるんですの！？」
  9. 聖女「涙を飲んで呪殺するほか道はありません」
  10. 【SSその②例のチャームの効果の程】
  11. その③遊びに行くのも大変なんです
  12. 剣士「分かったぞ、これは戦だ」
  13. 剣士「できることなら、あの日の僕を惨殺してしまいたい」
  14. 剣士「ああ、もう、どうにでもなってしまえ……！」
  15. 聖女「最近の私は、本当におかしいです」
  16. 【SSその③うちの剣士と聖女が盗賊を舐めすぎな件】
  17. その④まさかの再会
  18. 剣士「ダンジョンを闊歩しがてら考えてみたらどうだろう」
  19. 剣士「もうこれ以上、黒歴史を増したくはない！」
  20. 【閑話その①あの女との忘れもしない出会いの話】
  21. 剣士「断じてモテないわけではなかったということを強調しておきたい」
  22. 剣士「全てはやっぱりあの聖女の所為だと思う」
  23. 【女騎士は見た！お嬢様には死んでも言えない衝撃事実＊前編】
  24. 【女騎士は見た！お嬢様には死んでも言えない衝撃事実＊後編】
  25. その⑤聖女、恋愛相談に挑みます
  26. 聖女「実際に付き合っているか否かは、誤差の範囲といえるでしょう」
  27. 聖女「罪な女であったことは確かでしたしね」
  28. 聖女「とにかく、いちゃついた覚えなんて一切ありませんから！！」
  29. 【女騎士の華麗なる暗躍劇】
  30. その⑥あらゆる意味でドキドキが止まらない
  31. 剣士「何だよこの羞恥プレイは。あの女、起きた暁にはマジで許さんぞ」
  32. 剣士「……いかん、このままではマジで脳みそが溶ける」
  33. 聖女「これは、罰なのでしょうか」
  34. 【恋する少女の届かぬ懺悔＊前編】
  35. 【恋する少女の届かぬ懺悔＊後編】
  36. その⑦うちの剣士と聖女の恋愛スキルは絶望的です
  37. 剣士「どれだけ僕を煽ったら気が済むんだよ！！」
  38. 剣士「僕は……あいつにだけは、泣いてほしく、ないんだ」
  39. 剣士「君は、今のこの状況を、僕の口から説明させる気か？」
  40. 剣士「ナニコレ、理不尽の極みすぎる」
  41. 最終話　うちの剣士と聖女の恋愛スキルは絶望的です