★★★ Excellent!!! 著者が出会った動植物たちの魅力を凝縮したエッセイ ゴッドさん 著者が自分と関わってきた動植物たちを紹介していくエッセイ。 タイトルは『ダンゴムシ魂』とあるが、それ以外にもネコやイヌ、爬虫類や魚類など、身近に生息する生物から外国産の希少な動物まで、様々な生物が登場する。 著者がとにかく生物が大好き。常人にはなかなか真似できないほどのチャレンジをしている。 「繁殖までできなければ『飼育』とは言えない」という精神で、様々な種類の生物の繁殖に試みた著者の物語である。成功と失敗を乗り越えた先にある苦労・喜び・悲しみ様子を是非ご覧ください。 レビューいいね! 1 2017年8月22日 21:28
★★★ Excellent!!! ネット小説界のダンゴムシ、日陰に住み着き豊饒な大地を育む。 星村哲生 「俺はネット小説界のダンゴムシ」、作者はこう公言する。 昨今のウェブラノベでは全くメジャーではない、特撮、育成エッセイ、 それに捕獲した動植物を食するエッセイ。これが作者の強みだ。 どれも、ウェブ小説では傍流に属し、滅多なことでは日の目を見ることも そうそうない。 でもそれがなんなのだろう? 自分から好奇心を抱いて、次の世代に移せるまでの飼育法を確立。 そこに、作者の愚直とも言える探求心を感じる。 一度レビュアーは作者に尋ねたことがある。 「なぜ、利益が出るようなものを書かないんですか?」 返答は「書きたいのはやまやま、でも書く時間がない。それよりも生き物を飼ってるのが。死なれた時は悲しいけど、卵を産んだとき、数が増えた時、それが何より楽しい」 最後に、本文を抜粋してこのレビューを締めくくりたい。 「いつも、命に祈る。これまで、死なせた命に祈る。これから、生きていく命に祈る。 自己満足と、また偽善と言われるかも知れない。 だが、祈りながら行くしかないのだ。今は。」 レビューいいね! 0 2016年7月21日 20:21
★★★ Excellent!!! 「ただ生きててくれるだけで良い」 紅月 実 生き物の飼育日記というと聞こえはいいですが、実はこの作者様はかなり失敗もしています。 それでもあきらめず、色々な飼育に着手する反骨魂には脱帽です。 失敗が多いということは経験も多いということ。 失敗から学び次こそはと創意工夫と努力を重ね、生き物との対話を続けています。 彼らのことを注意深く観察し、彼らのために手間をかけて環境を整え、そして見守る。 相対する生物は生を存続させることで作者様に答えます。 共通の言語がなくてもちゃんとコミュニケーションができているんです。 人間の言語しか離せない自分には、理解できない作品ではないかとお考えかもしれませんが、そこはご心配なく。 物言わぬ彼らの言葉はちゃんと作者様が翻訳してくださっています。 しかも不思議なことに、かなり切迫した状況でも笑ってしまうほど面白いんですよ。 作品に取り上げられた『彼ら』の声に、あなたも耳を傾けてみませんか。 レビューいいね! 0 2016年7月9日 11:45
★★★ Excellent!!! 生き物っておもしろい!!! 黒澤伊織 私も、青虫を虫籠にいれて、ちょうちょになって羽化するまで飼う、なんてのをやっています。そのくらいでも、とても面白いものです。 現代社会って、自然に触れることがありません。自然とは「思い通りにならないもの」。誰か、人間が頭の中で考えたものじゃなくて、人間の外側にあるものが自然です。だからわからないし、だからおもしろい。 わざわざ電車や車で遠くまでいかなくても、そこらへんでつかまえてきた団子虫でも、十分に「自然=思い通りにならないもの」を感じられるんです。思い通りにならないし、どうしたらいいのかわからないからこそ、この作者のように、いろいろなものを死なせてしまう。そういう経験から、自然って手に負えないものだなと、本当に理解することができるのだと思います。 レビューいいね! 1 2016年6月22日 22:59
★★★ Excellent!!! 新時代のエッセイ・ノンフィクション!? 唐瀬大 「面白い!」に加えて、この作品の大きな魅力のひとつに「ためになった!」という要素があり、読む側の満足度を非常に高めてくれます。 さらに加えて「おいおい、ほんとに?」とツッコみたくなるエピソード満載なのと、ため息が漏れてしまうほどの生物へのあくなき探求心と情熱に呆れ、気がつけば最初から完読してしまうことでしょう。 おすすめは「ドブネズミ」「ハクビシン」「ショウジョウバエ」です。 最新更新分の「人間… 続きを読む レビューいいね! 0 2016年6月15日 10:19
★★ Very Good!! 僕らはみんな生きている。それを忘れない為に読むべき @noboro 生物である限り、生があり死がある。見てくれや衛生面で毛嫌いせず、ちゃんと向き合っている作者の熱意には拍手を送りたい。 本当は☆3なんだ……ただね、ダンゴムとか、他小説のモデルの話とか、良い話ではあるし、書きたい気持ちはあるのは分かる。ただちょっと長い。 読者としては作者の生物に対する熱意が読みたいのに些か脱線しすぎでは……そう思い今回は☆2にしました。すいません。 レビューいいね! 0 2016年6月2日 20:03
★★ Very Good!! 身近な生物辞典 @vf757-mig 近くにいながら、 まったく知らなかった 彼らの生態を学べます。 少しでも知っていると へぇ~、となる事 間違いなし。 作者様の実体験済みの 内容ですので、 信憑性も高く、 時折、笑いも 織り込まれています。 でも、 彼らが嫌いな方は… 指の間から読んで下さいね。 レビューいいね! 0 2016年6月1日 18:24