概要
恋に悩むフルート吹きが、日露戦争の海を駆ける。歴史音楽ファンタジー。
海軍軍楽隊フルート奏者の祥三郎は、召集命令を受け、留学先のベルリンに恋人のエデルを残し帰国した。必ず戻ると約束して──。ところが日本では、元婚約者である晴子が祥三郎の帰りを待っており、婚約破棄の無効を主張していた。
二人の乙女に振り回されつつ、祥三郎は日露戦争へと身を投じる。
♪♪♪
・祥三郎:大日本帝国海軍軍楽隊軍楽師、フルート担当。
・エデル:戦闘中に戦艦の上まで祥三郎を助けに来る。戦うのが大の得意。
・晴子さん:祥三郎が帰る度に先回りして会いに来る。未来が少し分かる。
二人の乙女に振り回されつつ、祥三郎は日露戦争へと身を投じる。
♪♪♪
・祥三郎:大日本帝国海軍軍楽隊軍楽師、フルート担当。
・エデル:戦闘中に戦艦の上まで祥三郎を助けに来る。戦うのが大の得意。
・晴子さん:祥三郎が帰る度に先回りして会いに来る。未来が少し分かる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人生にも歴史にも、音楽は常に共に。戦争、恋愛、神話も絡むファンタジー
日本海軍軍楽隊のフルート奏者である祥三郎は、命令により留学先から即刻帰国することになった。一生を添い遂げるつもりであった"彼女"と「必ず生きてベルリンに戻って来る」という約束をした祥三郎だったが、日本では婚約を断ったはずの晴子が「婚約はまだ続いている」と四年間ずっと彼の帰りを待っていたのだった。そんな板挟み状態のまま、祥三郎は戦場へと向かうことになる。
エデルがカッコ良くて、登場してすぐに好きになりました! 晴子も一途で、かといって祥三郎の意思を無視して自分勝手に乱暴に迫ってくるわけではなく好感を持ちましたし、祥三郎も家族から蔑まれ辛い思いをしつつも自分の好きなものに向かっていける真っ直ぐ…続きを読む