現代社会が抱え、現代社会に必要とされる問題。カネ。
未成年、とりわけ学生は、勉学が本業である。だからこそ、様々な法律や慣習で保護されている。
しかし、全ての未成年がそうして貰えるのではない。
良くいわれることだが、日本なる社会は、一度『脱線』した者に……自責他責その他の事情などお構いなく……冷酷この上ない。
主人公は、あくまで当節の高校生に基づいた言動のみを示しつつ、そんな風潮にささやかな風穴を開けつつある。まことに心細く、はかなくすらあるが、だからこそ応援せずにはいられない。
作中でも、主人公は良き(場合によっては悪しき)理解者にも恵まれ、どうにか歩み続けてはいるようだ。しかし、徹頭徹尾危なっかしい。
一人でも多くの読者が、彼と彼女に声援を送ることを願ってやまない。
必読本作。
5万円があったら、好きなスニーカー買って、ちょっといいランチ食べて、古本大人買いして、ポテチをかたわらに読書する! とか思うんですが。
——アッキーは5万円で〇〇〇を買いました。
( ゚Д゚)!!!
大丈夫です、セルフレイティングはたぶん大丈夫です(いや、全く大丈夫だってば!)
中学のときのクラスメイトの篠原さんと偶然にも再会してしまったアッキーは彼女の置かれている状況を知り、どうしても関わらずにはいられなくなります。
さばさばとして魅力的な彼女はじつは問題を抱えていて、それを見過ごせずにはいられなくなるんですね、アッキーは。
彼女を助けるためになにが出来るのか、裏に隠れているのは社会問題かなと思います。
真剣に人が人を思う時、相手のために出来ることはなんなのか。彼の愛ある行動をみんなで見守りませんか?
エゴっていってるけどそれだけじゃないような気もするなって。
変な煽り方しましたけど、すごく真面目でコミカルなお話です。青春そのもの。
さてさて、物語はどうなってゆくのか——