概要
戦争を調べる中で見つけた奇跡から生まれた、未来への願いと希望の物語……
元特攻隊員の主人公が最後に見つけた戦争を繰り返さないために大切な事……
この物語の主人公は『最後の日記』の追憶編に出てくる高田さん。
昔、私にある誕生日プレゼントをくれたおじいさんである高田さんとの出会いをきっかけに、戦争・空襲・特攻・差別……大変な時代を懸命に生きた様々な方々の日常や歴史を調べていく中で偶然見つけた場所・日付・名前が同じ奇跡やある歌の過去……
『最後の日記』との不思議な共通点や様々な出会いから生まれた
〈戦時中を必死に明るく生きた、特攻隊員達の恋や友情や家族への想いを込めた青春物語〉
※歴史的出来事は公平な資料の史実を元に書いていて、歴史上の人物や実際にある映画や歌などの題名も出てきますが、名前の一部を敢えて変えているものもあります(歌詞は著作権切れのみ掲載)
この物語の主人公は『最後の日記』の追憶編に出てくる高田さん。
昔、私にある誕生日プレゼントをくれたおじいさんである高田さんとの出会いをきっかけに、戦争・空襲・特攻・差別……大変な時代を懸命に生きた様々な方々の日常や歴史を調べていく中で偶然見つけた場所・日付・名前が同じ奇跡やある歌の過去……
『最後の日記』との不思議な共通点や様々な出会いから生まれた
〈戦時中を必死に明るく生きた、特攻隊員達の恋や友情や家族への想いを込めた青春物語〉
※歴史的出来事は公平な資料の史実を元に書いていて、歴史上の人物や実際にある映画や歌などの題名も出てきますが、名前の一部を敢えて変えているものもあります(歌詞は著作権切れのみ掲載)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!昔話にしてはいけない。儚くも強い輝きを放っていた戦時下での青春。
時代は太平洋戦争。戦時下における若者たちの青春を主題にした物語です。
戦争について基礎知識の無かった私でも、問題なく物語の中に入り込むことができましたので、戦争モノだといって敬遠する必要はまったくございません。
大勢の民間人を巻き込んだ無差別な絨毯爆撃、爆薬を抱えて敵艦に突撃する特攻作戦、そして核兵器である原子爆弾の投下。日本も、アメリカも、みんな戦争という熱病に狂っていたのかもしれません。
そんな狂気が漂う空気の中、若者たちは青春を謳歌します。時に友と笑い合い、時に恋にのぼせ、時に戦争に踏み躙られ…… しかし、確かにそこには輝くものがあったのです。それを知ることは、戦争を実体験していない…続きを読む - ★★★ Excellent!!!涙なしでは読めません。
時は昭和初期。第二次世界大戦の火蓋が切って落とされる頃。
日本軍と米軍との凄惨を極める戦闘。日本軍の慢心が招く状況の分析軽視と、その戦力の歴然たる差異とが引き起こす惨状とが、史実に基づいた精力的かつ卓越した筆致で繰り広げられます。
生活物資の搾取に喘ぐ国民。その非情たる日常の描写に、胸が苦しくなるほど締め付けられます。
克明な日付とともに描かれる日々の営みの変化に、その写実的かつ現実的な精緻の至りに、瞠目します。
家族の元へ届けられる訃報と遺留品。
息を呑むような悲嘆に暮れる心情と、涙を乗り越えてもなお、未来へと向かう滲む眼差しとが、今も心を打ちます。
とても涙なしでは読めません。
傑出です。