概要
この口づけが、海風の吹く丘で、野の花に祝福された契りであったなら。
交錯する思惑、翻弄される人々、個々の苦悩と葛藤。すべてを焼き尽くす炎がもたらすのは終焉か、再生か――緊迫の叙事ファンタジー。
◆◇◆◇◆
精霊サラマンダーの力を受けて生まれたと言われ、肌に鱗を持つ少女レア。熟練の魔導士でも御せないほどの炎を操れることで貴族に拾われ、「千里を薙ぐ」の触れ込みで半島統一戦争に利用されていた。
「火竜姫」は、そんな彼女の功績を讃えた称号だ。しかし戦争が終わり用済みになると、国境の守護・拝領という名目で王都から出なければならなくなった。
養家で義理の兄となった騎士クロードはレアの赴任の旅を警護するが、途中で襲撃され、レアは行方不明に。
失意のクロードはレア死亡を報告し、国境には身代わりの少女イヴェットが極秘裏に火竜姫として送られる。
半島に平和が訪れた。
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精霊サラマンダーの力を受けて生まれたと言われ、肌に鱗を持つ少女レア。熟練の魔導士でも御せないほどの炎を操れることで貴族に拾われ、「千里を薙ぐ」の触れ込みで半島統一戦争に利用されていた。
「火竜姫」は、そんな彼女の功績を讃えた称号だ。しかし戦争が終わり用済みになると、国境の守護・拝領という名目で王都から出なければならなくなった。
養家で義理の兄となった騎士クロードはレアの赴任の旅を警護するが、途中で襲撃され、レアは行方不明に。
失意のクロードはレア死亡を報告し、国境には身代わりの少女イヴェットが極秘裏に火竜姫として送られる。
半島に平和が訪れた。
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