どうでも良いですが私は青春小説が好きです。特にスポーツ系の青春小説は大好物。
この作品はリンドブルムという名の機械に意識だけをダイブして動かす、近未来スポーツが登場します。
最初は「SFと青春スポーツものって相性どうなの?」と穿って見ていました……そんな自分を反省しております。
所謂『部活立ち上げ系』でもある本作。
主人公の香月兎羽と彼女に巻き込まれた格好の棋将夜見。そこに操と直美が加わり四人で憑機部(このネーミングセンスも最高!)を設立し、高校リンドブルムのレースへと参入します。
まず、この立ち上げまでもめちゃくちゃ熱いです。青春!という感じです。
さらに部を立ち上げてからもレースの熱気や個性的なライバル、困難な勝利とそれを得るための努力が、一つ一つ丁寧に描かれています…はい最高です。
SFと架空スポーツという事を除けば、ザ・王道の青春小説そのものではないですか!
青春小説好きがコレを読まないのはハッキリ言って損です!読みましょう!そして読者もこの世界にダイブしましょう。