第83話 メンタル
先週末に体調を崩したせいなのか、一気に秋めいて来たからなのか、気持ちが塞ぎ気味だ。
仕事や家事、子どものこと、やる事はたくさんある。
いつもならやることに追われているうちに、
何とかメンタルも這い上がれる。
だけど今回はなぜか這い上がれない。
ちょっとした隙間時間や、電車の移動中、
とてつもなく悲しく虚しい気持ちがやってくる。
何に対してなのか自分にもわからない。
なんだろう。
わからない。
頭に浮かんでくる言葉は
本当は器用じゃないし、強くもない。
大丈夫でもない。
平気じゃない。
自分のことだけで精一杯。
自分は本当は駄目なヤツで、不完全な大人。
小さな子どもみたいに泣きたい。
家族じゃない誰かにぎゅーっと包まれたい。
あたたかい何かに。
安心して包まれたい。
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