第29話 イルミネーション

 私が通勤で使う最寄駅は田舎の小さい駅だ。


そんな田舎の小さな駅も、去年から町おこしの一環で冬になるとイルミネーションが点灯するようになった。


かなりこじんまりではあるが、駅の階段を降り、小さな広場がキラキラしているのを見ると仕事で疲れた心がほっこりとした気持ちになる。

とっても小さなイルミネーション、

それでも立派に綺麗だ。

冬の冷たく澄んだ空気にライトがよくはえる。

今年は町のマスコットキャラクターも設置され、なんともゆるく、可愛らしい。


東京の大規模なイルミネーションや、ディズニーランドのファンタジーとは比べ物にならないが、コロナで遠出もできないからこそ、町の小さなイルミネーションを設置してくれた役場の方にありがとうと言いたい。


どんなに世の中が大変なときでも、できることをできる範囲で楽しむ姿勢は大事だ。


コロナで何もできないと嘆くより、できない中でも楽しめることを見つけられる人になりたい。

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