第55話 鏡よ鏡
朝起きていつもように洗面所に行き顔を洗う。
タオルで顔を拭いて、ふぅ〜とひと息ついて鏡を見た。
すると、すごく久しぶりにおでこから顎あたりにかけて、美しく深い一本の縦じわができているではないか!
あまりの線の深さに、鏡を見入ってしまった。
こいつは数十分で消えさる痕じゃないな…
こんなとき、マスクって便利。
マスクもせずこのまま犬の散歩に行ったら確実に恥ずかしい!
でも今はマスクがあるから、いつも挨拶する犬の飼い主の皆さんにはバレまい。
おでこは前髪で隠し、まぶたのうえは眼鏡もしてるし、気づくまい。
それから数時間後、鏡で顔をチェックした。
さすがに痕は消え去っていた。
時間はかかるけど、ちゃんと元に戻ってよかったわ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます