第38話 一体いつまで…

わたしの職場は少人数で、

デスクワークだけの部署である。


少人数で大人数の労務管理をこなしている。


コロナがはじまって以来、わたしの働く部署で感染者は出ていなかった。


が、しかし…

ここえきて、数日おきに1人、2人と続けて感染者が出た。


そしてついに勤務できる人が2人になってしまった。


滞りなく、遅滞なく処理できる気がしない。


ましてや急遽他人の業務をやるのだから、

頭はパニックである。


上からは予算がないからと

クラウドサービスの導入もできず、

出社しなくては仕事が完結しない。


一時的に全員出社できない期間が出たら

どうするのだろう。


散々、万が一のときはどう対応するのか上司に尋ね続けたが、


どうしよっか〜?


と、のらりくらり。


いよいよ現実味が帯びてきても、

答えは同じ。


実務をやる側と、役職者で上から眺めているだけの人と、焦る温度差がありすぎる。


平社員のわたしがアタフタしても仕方がないのかもしれない。


誰も出社できない事態になっても、後の祭り

くらいの気持ちでいれば少しは気持ちが楽になるかな。


感染の不安だけでも神経が疲れるというのに、倍に増えた仕事を時間内にやらなければ

ならない焦りの疲れが加わって、

頭がどうにかなりそうだ。


こんな生活、いつまで続くんだ…

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