第72話 制限
最近つくづく思う。
若いころは時間がたくさんあった。
休みの日は昼過ぎまで寝ていたし、予定も趣味もなく、ただダラダラと過ごすことも多かった。
大人になり仕事に就き、家族をもつようになってから、1日のほとんどを仕事と家族のことに費やし、自分のために自由に使える時間は無くなった。
睡眠時間を減らし、深夜または早朝に時間を捻出することは可能だけど、そんなことしたら体が悲鳴を上げそうだからしない。
若い時にあった有り余る時間、どうしてもっと大切に使わなかったんだろう。
今はたった1時間空けば、アレもしたい、コレもしたいとやりたいことだらけなのに。
どうしてか考えてみた。
もしかして、時間が有り余るときにはいつでも出来るという気持ちでダラダラし、時間がないときほど、制限が多いほど、時間を貴重に感じ、何かしなくては!と感じているのかも。
だとしたら、この先子育てがひと段落したあと、時間の余裕ができたとき、昔の自分のようにダラダラと過ごしてしまうのかもなぁ。
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