第54話 中間反抗期

 今の子どもとの関係をどうにか改善したいとネットで検索してみる。


すると中間反抗期という、聞きなれないワードが出てきた。


わたしの知っている半後期ってやつは、思春期特有の中学生くらいの頃にやってくるものだと思っていた。


ネット調べによると、中間反抗期ってやつは小学校低学年くらいから始まるらしい。


真面目に記事を読んでみた。


そこには、「自立心の芽生え」と書いてあった。


まだまだ甘えたい部分と自我が出てきて自分の思うようにやりたいという部分があって、

その感情をうまく処理できずに、言葉遣いや態度がきつくなったりするらしい。


親としては、ちゃんと子どもと向き合えている証拠。

むしろ喜ばしいことだと。


目から鱗だった。


わたしはてっきり、自身のしてきたことや

対処の方法がよくないから、こんなにも拗らせてしまっているのでは…と思っていたからだ。


世の中の親のみなさん、どうやら反抗的な態度が出てきたら、喜んでいいそうですよ。


朗報ですね。


目の前の子どもを毎日見ていると、前に進んでいるのか、後退しているのか見えにくく、

親としても毎日必死で、口げんかのようなものも増え、

お互いイライラしたりなんかして、

なんだかなぁ…とグッタリするかもしれません。


でもそれでいいみたいです。


その記事には、子どもを泣かせるほど言い続けたり、泣かせてしまうような言葉は使わないで。とも書いてあった。

それは親が、子どもが反省している、理解していると手応えを感じたいだけだと。


子どもは一回言えば、ある程度理解していることが多いそうだ。

親から見たら、注意して、「わかったよ!」と子どもが返事をしたのに、すぐに行動しなかったりすることに、またイライラして次の言葉をかける。


子どもからしたら、言われたことを反省してすぐに実行に移すことは、できなくて当たり前だそうだ。

理解はしているが、心の葛藤があるから時間がかかって当たり前なんだそうだ。


本当にいけない、と思うことだけ冷静に伝えたら、あとはどうするか見守ればいいんだと。


例えば宿題をやらなくてはいけないが、なんやかんやでやらなかったとする。

そのまま学校に行って、先生に叱られる。


それもそれで良いそうだ。

失敗することで本人が気づき変わるきっかけになるそうだ。


今子育てに日々奮闘しているお父さん、お母さんに少しでも役にたつ情報になると嬉しいな。




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