概要
世に『三月』生まれる。その因、人の過失なり。均衡を乱すことなかれ
空に浮かぶ3つの月。その本当の意味を知る人間は、今はもういない。
その月に異変の兆しが見えた時、科学派のコントロールタワーは制御不能になり、魔術派の象徴と呼ばれる大導士は世界の崩壊を予見した……。
崩壊を防ぐために向かった先で待ち構えていたのは、過去に葬られた直視しがたい真実だった。
本編完結済ですが、たまに思い出したように番外編を書いています。
※個人サイトで掲載していた作品を軽く修正して載せています。
その月に異変の兆しが見えた時、科学派のコントロールタワーは制御不能になり、魔術派の象徴と呼ばれる大導士は世界の崩壊を予見した……。
崩壊を防ぐために向かった先で待ち構えていたのは、過去に葬られた直視しがたい真実だった。
本編完結済ですが、たまに思い出したように番外編を書いています。
※個人サイトで掲載していた作品を軽く修正して載せています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!魔法vs科学? 違います! 彼らは手をとりあって「分断」を超えて行く。
魔法派と科学派という,2つの派閥がある……と聞くと,彼らがいがみあっているのが定番ですが,本話はほとんどそんなことはなく,基本仲良しです.各派閥の登場人物は多いけれど,彼らがどっち派だったか覚えなくてもいいほどです.
この話は,それよりもっと深刻な「2つの世界」の物語.なぜ,そのような「分断」が起きたのか……その謎がわりと序盤のあたりでほぼ明らかになるので「え,もうバラしちゃっていいの?」となりますが,本話の各章は,それ1つ1つで長編小説として成立しそうな読後感(それでいて,コンパクトにまとまっている)がある豪華な作りになっています.
世界の滅亡がかかっているというのに,よく「くすくす…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔術と科学が交わる刻、天空を制する蒼と緋の月は、ひとひらの雪へと変わる
ここは、天空に3つの月が浮かぶ世界。
微妙なバランスの上に成り立つ世界で、人々は安寧の時をすごしていた。それらを導いていくのは、魔術と科学のふたつの巨頭。しかし、扶助する間柄ではなかった。
平和に暮らす人々の前で、突然、夜の闇が世界を覆った。夜が明けなくなったのだ。そして、人々を照らしていた、その月にも異変の兆しが見える。
科学派の拠点はコントロールを拒絶されてしまった。同時に、魔術派の象徴と呼ばれる大導士は世界の崩壊を予見する……。
原因を探ろうと科学派が動くが、月には辿りつくことさえできず、航行途中で爆発に巻き込まれ、その生死さえも掴めない。
仲間を救うため、世界の崩壊を…続きを読む