仕事に疲れた塾講の俺がJKの家庭教師をすることになった件。

塾講師、冬月は仕事に限界を感じていた。
その日も、友人の赤木に「辞めてやる」と叫んで朝まで飲んだ飲み屋を後にした冬月は、始発の動き出した駅前を通り過ぎて家路に着こうとする。
「あぇ？　もしかして、冬木センセ？」
そんな冬木に声をかけるギャルと言うには派手さの欠ける女子高生がいた。
「あ、その顔。センセさ、絶対アタシのこと忘れてるっしょ？」
「お前、もしかして春日か？」
オール明けの朝、駅前で再会した卒業生、春日瞳と出会いが、仕事に疲れた塾講師の人生を大きく変える。
元先生と元生徒。
二人のちぐはぐで甘酸っぱい関係がここから始まるのだった。