概要
少女を駆り立てるのは怒りか、それとも――
十五歳の少女・アニーは荒野を走る馬車に揺られていた。彼女が目指すのは〈フロンティア〉。法の秩序が及ばない、ならず者たちの世界である。
彼女は父を殺した男に復讐するため、その行方を追っていた。
彼女は父を殺した男に復讐するため、その行方を追っていた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!西部劇とSFの劇的な融合
いい意味で、タグやジャンルに縛られない作品だと感じました。
まるで映画のようなハラハラする展開、魅力的なキャラクター、一面だけでは語り切れない世界観。
筆致は淡々とされているのですが、情景が目の前に浮かぶような表現力があり、ストーリーを先に運ぶ筆力も素晴らしいと感じます。
読み始めた時には、ちょっと変わった西部劇かな?という印象でした。それが、話が進むうちにどんどんと違った顔を見せてくれる、読み進めるほどに魅力を増す作品です。世界観が独特なので、できればぜひ二話・三話と先まで読んでいただきたいです。
恥ずかしながら当方は西部劇もSFも素人なのですが、逆にいえば素人でも非常に楽しんで読ん…続きを読む