空回り

 探す時ほど見つからない。

 ムキになるほど上手くいかない。

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 ◆マーフィーの法則(マーフィーのほうそく、英: Murphy's law)とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである(それが事実かどうかは別)


 ────『Wikipedia』より引用 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 最近、こういう事が多い。

 本当に心底、身に沁みる。


 元々、怠惰な自分をわかっているから、続いていた事を途切れさすのが怖いのだ。

 止まったら、そのまま座り込んでしまいそうな気がするから休み下手なのだ。

(前回の「休み下手」参照)


 *


 そして、こんな状態で続けると、得てして空回りする。


 目の前にあるのに気づかなくて探し回る。

 そこにあるものなのに、何故か目が素通りする。イライラする。なんでないのよー!


 書きたいと思って書き出すけど、数行で行き詰まる。プロットすら浮かばない。

 プロット?何それタベレルノ?

 何とか書きたいと思えば思うほど、言葉は降りてこない。

 逆さに降ってもスッカラカンで泣きたくなってくる。


 *


 探すのを一旦やめたほうがいい。

 無理して書こうとしない方がいい。

 わかっているのに、空回りを続けて続けて、それから、やっと自分の意識を、そこから引き剥がすことができる。


 結局、頭から煙が出てヒートしている時は、それでなくとも働かない脳ミソが余計に動かなくなるのは、わかってるっていうのに。


 何とか引き剥がした意識を、できるだけ遠くに放っておく。

 オロオロオタオタアワアワするけど、とにかく無理矢理でも放っておく。


 さすがにヒートダウンしてから、探し物を見ると、なんで見つからなかったの?という目の前にあったりする。

 何を見ていたのだ、わたしは、と愕然とする。


 *


 書くことは……これは、そうそう簡単にはいかない。

 でも、できるだけ、何とかして、とことが大事だ。


 あくまで、考えすぎない、こと。


 何しろ、わたしレベルでは、絞り出さないと、なかなか出てこなかったりするのだもの。

 少しは考えないと、そりゃいけない。


 この絶妙なバランス、これがまた難しくて。


 意識してバランスを取ろうとすればするほど、バランスを崩して転んでしまう


 ***


 ああ、法則にもなりゃしない。

 _| ̄|○ il||liガックリ


 この空回り。

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