「死にたいと願った貴方に贈る」というキャッチコピーが、この作品の全てを語っています。あやかしの少女・紫姫がメール、先輩、過去語りという三つの形で読者に語りかける全42話・完結済み。「しきメール」「しきせんぱい」「むかしがたり」と章が分かれながら、最後の「かたり、おわらず」へと着地する構成が美しい。「空に消えゆく風船のように漂う人」既存レビューのこの言葉が、作品の核心を言い表しています。重くなりすぎず、しかし誠実に、生きることの息苦しさに寄り添ってくれる一作です。
こっちもええのぅ!!
妖の少女、紫姫が静かに問いかけてくる優しき物語です。切なさを感じつつも、主人公が救われていく様子が描かれていて、読み進める毎に感情移入できるような作品でした…
ときどき、いると思うんです。現実とあわいの狭間を、ふわふわと漂うように生きる人。たいていは、とても“いい子”で。でも、現実と彼らを繋ぎとめる糸が、どこか頼りなくて――手を離したら、風に乗って空へ飛んでいってしまいそうで。読み始めたら、目を離せなくなる。そんな気持ちにさせてくれる、優しくて切ない物語です。
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