概要
現代を舞台にした、妖怪怪異ものです。ざっくり言うと、妖怪絡みの事件を(自称)美少女と妖怪の仲間が解決していくお話です。各話エピソードの連作形式ですので、お気軽にお読みください。
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」みたいな雰囲気を目指しております。あまり後味悪い展開は避けていくつもりですが、場合によります。視覚的な演出やキャラクターの掛け合いなど「漫画映え」を意識して執筆しております。
哀縁忌縁、奇々怪々、寄りて縁るのは、厄なる怪の困りごと。厄怪事に苦しむならば、言の葉に乗せて呼んでみろ。誰が呼んだか、妖しの娘。その名は、すなわち『おぼろのことり』はてさて今宵の怪幕は、如何なる語りを綴ろうか。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ビビッ! 父さん、これはすごい怪異譚ですよ!
呪いの儀式に、夜の旧校舎――日常のすぐ隣には、本物の怪異が潜んでいる!
そんな厄介な事件へ立ち向かうのは、どこか残念な美少女・言織と、しゃべる猫のロクスケをはじめとする個性豊かな仲間たちです。
しっかり怖い怪異描写にハラハラしつつ、言織たちの軽快な掛け合いには思わず笑ってしまいます。怪異を力で退治するだけでなく、巻き込まれた人々の後悔や勇気、妖怪側の事情まで描かれているのも魅力です。
怖いけれど重すぎず、事件が解決した後には、どこか温かな気持ちになれる。次はどんな怪異が現れるのか、わくわくしながら読み進められる作品です! - ★★★ Excellent!!!「鬼太郎」へのリスペクトと、いじめ描写の生々しさが共存する怪異連作
第1話の構成が二段仕掛けになっている点が秀逸です。冒頭、追い詰められた女性が「黄昏神社」で救われる優しいエピソードを見せたあと、同じ画面に表示されていた「もうひとつの神社」――呪いを請け負う「逢魔ヶ神社」の存在を提示する流れは、救いと闇が紙一重で隣り合っているという本作のテーマを端的に示していました。
主人公・鈴木茉莉のいじめ描写は、誇張のない、生々しい筆致で描かれています。机の上の菊の花、わざと倒される花瓶、汚れた雑巾で「拭いてあげる」という白々しい小芝居――暴力ではない、地味で陰湿な嫌がらせの積み重ねが、レビューにある「虐めを受けながらも虐めっ子すら助けようとする真っ直ぐな善良さ」という…続きを読む - ★★★ Excellent!!!“気配”をね、上手いことすくい上げて話にしてるんで
えー、世の中にはね、不思議な話ってぇのがいくらでもあるもんでして。
この「おぼろのことり」ってぇのがまた、派手に驚かせるんじゃない、じわぁっと来るんでございますよ。
夜道を歩いてるとね、「あれ、今の何だ?」って振り返ること、あるでしょう?
ああいう“気配”をね、上手いことすくい上げて話にしてるんで。
一話一話がね、長屋の噂話みたいにふわっと始まって、気づいたら「あれ、ちょいと妙だな」って。
で、オチがドンと来るんじゃない、すーっと消える。これがまた粋でね。
いやしかし、怖い話ってのは大声で脅すもんじゃないんですな。
こうして静かに忍び寄ってくる方が、よっぽど後を引くってぇもんでございま…続きを読む