第5話 恭国
夜の雨は朝には止み、すがすがしい気が光の中に満ちている。
そんな朝に星彩は手早く支度を済ませ、いつものようにやって来た周迂と庵を出た。
こっそりと、物陰に隠れながら進んでいく。大人しくしていろと念押しされたばかりだが、今回はその通りにしていられない。なにせ姉たちの人生が決まる大切な結婚話なのである。星彩はどうしても何かしてあげたくて仕方がない。
「物置は後宮にもあったよ、確か」
曲がり角の向こうにいる侍女たちを窺いつつ、頭の中で後宮の間取りを確認する。
「今なら姉さまたちはまだ起きてないはず。静かに行くよっ」
『わかった』
侍女たちの目をかいくぐり、やがて突き当たりに両扉の物置を見つける。
鍵はかかっておらず、開くと埃が舞った。
「うわ、ぷぷっ」
あまりにひどいので、懐から布を取り出して鼻と口を覆う。
「周迂は外で待ってて」
窓のない物置は明りがないので扉を開けっ放しにして、星彩は腕をまくった。
「よぉーしっ」
気合をいれ、埃の積もり積もった葛籠や箪笥へ突っ込んだ星彩は、その後周迂の見守る中、一刻に渡り奮闘した。葛籠という葛籠を開け、部屋中引っくり返して、結局、
「・・・ない」
『だめか』
外で周迂が小さな頭を傾げる。
『まだ最初だ。落ち込むな』
「うん・・・でも、探し物ってけっこー時間かかるね。城中探し回ってる間に姉さま結婚しちゃうかも」
『ありうるな』
「宗麟、すごく迷って時間かけてくれないかなあ・・」
ぼやきながら葛籠を元の場所に戻していると、「うわっ」と驚く男の声がした。
「なんだ、星彩の鷲か」
ひょっこりと現れたのは、攸恭だった。
昨日の茶会で宗麟へのごまかしを買って出てくれた兄は、瑛勝と違って妹が妙な事をしていても怒鳴らず、いつも手に持っているお気に入りの扇子を弄びながら、中へと入ってきた。
「物置の掃除か?」
「ううん、探し物してたの。攸恭兄さまはどうしてここに?」
「母上へ挨拶に来た帰りだよ。一体何を探してるんだ? そろそろ身を飾る道具の一つも欲しくなったのか?」
「わたしのじゃなくて姉さまにあげられる物を探してたの。結婚のお祝いにと思って」
「は? 結婚の話を聞いたのか?」
「昨日、瑛勝兄さまに教えてもらったの」
「じゃあ一緒に邪魔をするなと言われなかったか?」
「言われたけど、お祝いは邪魔じゃないよね?」
「・・まあ、実にお前らしい、お気楽な発想ではあるな」
攸恭は呆れたように言い、床に座り込んでいる星彩の目線に合わせてしゃがんだ。
「お前は本当に、この結婚がめでたいものだと思っているのか?」
「? 結婚って、おめでたいものだよね? そりゃあ、政略結婚なんてほんとは嫌なことだと思うけど、でも」
「そういうことじゃない。はあ、お前は本当に暢気な・・・考えてもみろ。二百年続く大国である淸と、たかだか五十年前に興ったばかりの恭との同盟だぞ。数代前なら相手にもしなかっただろう国に娘までやるときてる。父上も重臣たちも、内心じゃ腹わた煮えくりかえっているのさ」
「ど、どういうこと?」
「つまり、淸では誰もこの同盟を喜んではいないんだよ。蛮国に嫁ぐ羽目になるお前の姉たちだって、皆嘆いているよ。いつもはお前を馬鹿にしている春麗ですら、今ばかりはお前の立場を羨ましがってる。母親が卑賤の身じゃ、妃候補にもなれないからな」
星彩は、すぐには言葉を返せなかった。攸恭の言ったことを理解するのに、やけに時間がかかってしまったのだ。
「どうして・・・?」
「新興国なんかと対等扱いされるのが気に食わないんだよ。いや、対等どころかむしろ下かもな。妃なんてものは、所詮は人質だ。恭と戦が起これば真っ先に殺される」
「で、でも、戦を起こさないための同盟でしょ?」
「恭は蛮賊の国だ。知らないのか? あの太子の曽祖父は、主君を裏切って国を乗っ取ったんだ。そんな奴らが信用できるわけないだろう。それでも話を断れないくらい、淸は落ちぶれたってことさ」
溜息まじりに紡がれる言葉のひとつひとつが、星彩の心に暗い影を落とすようだった。
誰もがもろ手を挙げて賛成しているわけではない結婚を、事情も知らず、うかれてお祝いなどと騒いでいる星彩の姿は、攸恭の目にさぞや滑稽に映ったのだろう。
呆然とする星彩の頬を攸恭は扇子で軽くつついた。
「この同盟に関しては他国からも苦情が来てる。今は、色々と微妙な時期なんだ。兄上には黙っておいてやるから、馬鹿みたいにはしゃいでないで部屋で大人しくしてろ。わかったな?」
ほら出るぞ、と促され、物置の扉を閉める。
星彩は、ずっとうつむいて攸恭の後について歩いた。そんな妹に、攸恭の方も声をかけることはなく、無言のまま庵の前まで送った。
「大人しくしてろよ」
最後に振り返った兄に釘を刺され、星彩はきゅっと上着の裾を握り締めた。
「・・・周迂」
『どうした?』
「攸恭兄さまの言うこと、ほんとかな?」
『それは我より星彩の方がわかることだろう』
「・・・兄さまは、いつも正しいことを言う」
『星彩がそう思うなら、そうなのだろう』
「うん・・・でも」
とぼとぼと庵に入ろうとした足を止めて、後ろ付いてきている周迂を振り返った。
「わたし、このまま部屋に籠ってたらすごく落ち込んじゃいそう。郭のとこで遊んできちゃダメかな?」
『星彩はしたいことをするのがいい』
「・・ありがと」
星彩は周迂のふわふわした体を抱きしめて、弱々しいながらも笑顔になった。
後宮を出て、厩へ向かう。殿中は通らず、やや遠回りして行った。
朝は馬の世話で忙しい呂遜と呂郭には遊んでもらえなかったが、放牧場を見ると白龍の姿があったので、星彩は柵に腰掛け彼を呼んだ。
『あ、おはようございます星彩っ』
「うん、おはよ」
鼻の頭をなでてやると、白龍は気持ち良さそうに鳴いたが、すぐに星彩の様子に気付いてつぶらな瞳をばちくりさせた。
『どうかしました? なんだか元気がありませんね』
『星彩は落ち込んでいるのだ』
柵に降り立った周迂が代わりに答えた。
『姉の嫁ぎ先が蛮賊の国だと教えられたのだ』
『? ・・・・それって、恭のことですか?』
すると白龍は突然嘶いた。
『そんな、とんでもないですよ! 誰がそんなことを言うんです?』
『星彩の兄だ』
『ええ? 星彩のお兄さんがそんなひどいことを言うんですか? 信じられません!』
大いに憤慨する白龍は、その場で足踏みをし出す。
「ちがうの? 兄さまは、恭は主君を裏切って建てた国だから蛮賊なんだって」
『昔のことはわかりませんが、今の恭が蛮賊の国だなんてことはないです! 僕の優しいご主人さまが立派に治めている国なんですよ!?』
「・・じゃあ白龍から見て、恭はどんな国なの?」
『活気ある、豊かな国です。城下には市が広がっていて、みんな自由に商売してますし、地方じゃお百姓たちがのんびり作物を育てています。ご主人さまが賊を追い払って山の中に道を作ったから、いろんな国の人が来て賑やかですよ。人も優しくて明るいです。鳥たちに聞いた話ですけど、貴重な米を庭に撒いてくれる人まであるそうです。どうです? 素晴らしい国でしょう?』
白龍の話から、星彩も頭の中で恭の国を想像してみた。
店を出す商人が決められている淸とは違い、自由に商いを行える恭の街は、祭りの日くらい賑やかだろうか。鳥にわけ与える米があるのなら、きっと食も豊かなのだろう。人が優しく明るいのは、それだけ心に余裕があるということ。
そういう人々を、蛮賊と呼ぶのだろうか。
『星彩も星彩のお兄さんも、一度恭へ来るといいんですよ。そしたら僕の言うことが本当だってこと、わかってもらえると思います。どうしても恭に来れないというなら、かわりにご主人さまとじっくり話してみてください。ご主人さまはとっても紳士的で優しい人です。そんなご主人さまの治める国が、蛮国なわけありませんっ』
つぶらな瞳に一点の曇りもなく、白龍はきっぱりと言い切った。
『では丁度よいな』
そのとき周迂がばさりと片翼を広げ、星彩の注意を右へ向けた。すると郭の元気な声と、その後ろから今しがた話題に上った当人が厩より出て、星彩らのいる放牧場へ歩いて来ていた。
「星彩、お客さんだよぅ!」
ぱたぱたと郭は走りながら、後ろ手に宗麟を指さす。
「おはよう、星彩」
宗麟もすぐに追い付いて挨拶をする。
「・・宗麟? どうしてここに?」
「馬の様子を見に」
「あ、そっか。白龍ならほら、この通り元気だよっ」
『おはようございますご主人さまっ!』
白龍は途端に柵から首を突き出し、鼻を主へすり寄せた。本当に、宗麟を心から慕っているのがよくわかる。
「よしよし。ここには慣れたか?」
『はい! お世話のお爺さんたちをはじめ、皆さんよくしてくれますっ。星彩とも、今お話ししてたところなんですよっ』
「今日は毛艶がいいな」
「オイラが梳いてやったんだよっ」
幼い郭も、礼儀知らずなのは星彩とあまり変わらない。が、宗麟はそんな子供に笑いかけるだけで、別段咎めようともしなかった。
「それはありがたい」
「ううん、こいつは元々きれーだから、もっときれーにしてやりたくてオイラが好きでやってんの。礼はいらないぜっ」
「そうか。気に入ったんなら、乗ってみるか?」
「え、いいの!?」
言われてきらきらと郭の瞳は輝く。
「んじゃ鞍取って来る!」
郭は厩に走って戻り、普段から調教に使っている鞍や頭絡を持って白龍の馬装を始めた。わずかの時間でそれを完了させてしまうと、郭はひらりと跨り手綱をとる。
「おー、小さいのに上手いもんだ」
星彩のすぐ隣で宗麟は柵に寄りかかりつつ、郭の手綱捌きに感心していた。歩いたり走ったり跳ねたり、自由自在に白龍を駆る郭を見ていたら、星彩も羨ましくなってきた。
「いいなあ、郭は」
「ん? 星彩も乗るか?」
小さな独り言だったが、宗麟に聞こえたらしい。けれど星彩は首を横に振った。
「わたしは乗れないよ」
「暴れ馬に乗ってたじゃないか」
「ちゃんと鞍も手綱も付けた馬には乗ったことないの」
「むしろそっちの方がすごいと思うが―――なんなら一緒に乗ってみるか?」
「え?」
「落ちないように支えてやるから」
「でも、二人も乗ったら白龍が重いんじゃ」
「星彩一人くらい平気さ」
そうして郭が満足するまで乗った後、宗麟が星彩を抱え上げ、鞍の上に乗せる。
「鞍の前を掴んでろ」
続いて宗麟も鞍の上に乗り、前にいる星彩の腰と手綱を持った。
「わ・・・ほんとに二人乗っちゃった。白龍、重くない?」
『全然平気ですよ。星彩は軽いですね』
「出すぞ」
頭上から声と共に、ゆっくりと白龍が前進する。
「わあ・・」
視界を普段よりずっと高い景色が流れる。鞍は白龍に合わせて動くから、よそ見していると時折体勢を崩しそうになるが、宗麟の腕が左右から腰を挟んで支えてくれるので落ちないでいられた。
「怖くないか?」
「うん、楽しい!」
『僕は驢的さんみたいに暴走しませんから安心してくださいね』
「あははっ、うん!」
当の驢的は中にいるので言いたい放題だ。驢的もあのときゆっくり歩いてくれてたらよかったのになあと、星彩もちょっとだけ考えた。
「星彩はよく厩に来るのか?」
放牧場をぐるりと回る間、宗麟が尋ねた。
「うん、郭や馬たちと遊ぶの。白龍ともね、昨日は一緒に駆けっこしたよっ」
「へえ? 随分と懐かれたもんだ」
「白龍とは友達になったのっ」
「友達?」
「うんっ」
「ふうん・・・」
「・・・やっぱり変、かな?」
相手の返答に少し間があったから、星彩はやや不安になって後ろを見上げた。が、宗麟は首を横に振る。
「いや。羨ましいなと思って」
「? わたしが?」
きょとんとしてしまう。今までそんなことを言われたことは一度もなかったのだ。
「なんで?」
「友が多いのはいいことだろう? 人も獣も友にできるんなら楽しそうだ」
「・・・」
「? どうした?」
「え、あ・・・ごめん。ちょっと、びっくりしちゃった」
「?」
「兄さまには、獣を友達だなんて呼ぶなって言われるから」
だが、宗麟は羨ましいと言う。友が多いのはいいことだと。
「――えへへっ、なんだか嬉しいっ。宗麟は優しいねっ」
「別に、大したことは言ってないだろう」
「わたしにとっては、すっごく嬉しいことなのっ」
「ふうん? それならいいが」
事情を知らない宗麟には、きっとわからないだろう。今の言葉の温かさが。
「宗麟は、今日もお見合いあるの?」
「午後にな。今日は薬草園だったかな」
「あ、そこにはね、おっきな蛙がいるんだよっ。薬草園のぬしなのっ」
「へえ。わかった、見かけたら丁重に挨拶しておく。ところで、星彩は見合いに出ないのか?」
「出れるわけないよー。昨日も父さまが言ってたでしょ? わたしの母さまは貴族じゃなかったし、わたしもぜんぜん公女らしくないもの。ほんとは宗麟にだって会っちゃいけないんだよ?」
「なんだ、星彩は俺と会いたくないのか?」
相手はどこか拗ねたように言うから、星彩は少し焦ってしまう。
「そ、そうじゃないよっ、むしろいっぱいお話ししたいっ。でも、わたしのせいで宗麟に淸のことを誤解してほしくないの。わたしはみっともないけど、父さまも兄さまたちも姉さまたちも、ほんとーーーに立派なんだよっ」
「大丈夫だよ、星彩。そんなに卑下しなくたって」
ぽん、と頭に大きな手が乗った。そうして優しく、何度も、なでてくれる。
「俺は堅苦しいのが苦手なんだ。星彩は他の公女や公子たちより気楽でいい」
「・・え?」
「淸ではどうにも肩が凝る。まあ、誰が悪いというわけじゃないんだが」
どうしたもんかな、と苦笑している。
「・・・宗麟って、不思議」
「そうか?」
「だってそんなこと初めて言われたよ? わたし、大体の人には叱られるもの」
「奇遇だな。俺もよく家来どもに叱られるよ。今日も勝手に一人で出て来たから、たぶん今頃怒りながら探してるだろうなあ」
「ほっといていいの?」
「悪さしてるわけじゃないんだし、気にすることはない」
「それはそうだけど・・って、まあ、わたしも外出禁止って言われてるのに外出てるんだけどね。あ、でも兄さまには内緒にして。お願い」
「わかってるよ」
くつくつと、宗麟は笑っている。気さくなその笑顔は、どうしても野蛮な人だとは思えなかった。
(あ)
ふと、気付いた。
星彩は、宗麟に淸を誤解してほしくないと思った。星彩がみっともないからといって、皆がみっともないわけではないのだと。だとするなら、
(恭は前の国を乗っ取って建てたから蛮賊の国・・・でも、だからって今の恭人が蛮賊だとは限らないんじゃないかな?)
淸では星彩がみっともないだけであるように、恭だって、国民全部が野蛮というわけではないのではないだろうか。
「――ねえ、宗麟」
思いきって、星彩は宗麟に尋ねてみることにした。
「恭が主君を裏切って建てた国だっていうのは、ほんとなの?」
「ああそうだよ」
唐突な質問であったのに、宗麟は驚かず、いたって普通に答えた。
「どうしてそんなことをしたの?」
「恭の前には浬という国があったんだが、その国の王は酒や女に溺れて民を顧みなかった。外戚が政治を独占し、不必要なまでの重税により民の多くが死んでいったんだ。で、当時、浬国に仕えていた後の恭国高祖が怒り、兵を立ち上げて新たな国の誕生を宣言した。実際に浬国を滅ぼせたのは二代目のときだがな」
「・・・じゃあ、じゃあ、恭の高祖が主君を裏切ったのは、浬の王さまがひどいことをしたから? それがどうして蛮賊だなんて言われるの?」
「まあ世論としては、そこは王を穏便に諌めて国を正しい方向へ導くべきだった、ってことなんだろう。それに、国というのは天に認められなければ建ててはいけないものなんだ」
「? 天に認められるって? どうやって?」
「淸はほら、天女だかが高祖に国を建てろと言ったんだろう? それがいわゆる天意だ。地上は天におわする帝のものだから、天意がなければ国は建てられない。恭はそういう伝説めいたものを持ってなくて、なかなか国として認めてもらえない。やっと認められても蛮国との誹りを受けるわけだ」
星彩は、よく今の話を考えてみた。恭が蛮国と言われる由縁と、先程の白龍が訴えていたこと。それからこうして直に触れている、宗麟のこと。
「――ま、星彩には関係のないことだ。気にするな」
何か言う前に、宗麟が言った。
「少し走ってみるか?」
「・・・うん」
「よし、よく掴まってろよ」
宗麟は星彩を乗せて時間の許す限り放牧場を駆け回り、やがて午後の見合いのために宮へ戻って行った。
星彩は郭と一緒に白龍の手入れをして、それから、周迂と一緒に厩を後にする。
「――ねえ周迂。わたしはほんとに何もしなくていいのかな?」
道すがら、隣を飛ぶ周迂に話しかける。
『星彩は何をしたいのだ?』
「・・・わたしは」
問われ、星彩は考えた。ただ大人しくしている、それだけしか望まれない、何もできない自分が、一体何をしたいのか。
「・・・わかんないけど、このままじっとしてられないよ。――行こ、周迂っ。わたしにできること、探さなくっちゃ!」
『うむっ』
星彩は鷲と共に、城中をどこかへ向かって駆け抜けた。
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