第3話 お茶会と馬

 翌朝、星彩が厩に行くため周迂と後宮を出ると、なにやら殿が騒がしかった。

 同じ着物と髪型をした女官たちが足音を立てつつ、忙しなく行き来するのに何度もすれ違う。

「なにかあるのかな?」

『うむ?』

「ちょっとお前!」

 廊下のど真ん中で立ち止まっていた星彩は、いきなり後ろから肩を掴まれ振り向かされ、盆を押し付けられる。黒い漆が塗られた長方形の大きな盆には、絵付けされた小さな茶器がいくつも伏せられて乗っていた。

「これを運んでおいて!」

 言うや否やその女官は蜻蛉帰りして厨房へ走って行く。

 これもよくあることなのだが、星彩は手伝いに寄越された小間使いと思われ官吏だけでなく女官にまで用を言い渡されてしまう。

 どうせ公女と名乗ったところで信じてはもらえないから、可能な限りで彼らの言うことを聞くようにしているのだが、今回は少し困ってしまった。

「・・・どこに持って行けばいいのかな?」

 尋ねようにも皆忙しそうで、星彩に構う暇はないようである。とりあえず、女官が来る方向へ廊下を進んでいった。

『星彩一人で持ってゆけるか?』

「うん、平気っ」

 確かに星彩の細腕にはやや重い荷物であったが、なんてことはない。公女として何の役目も果たせない身なのだから、このくらいは頑張りたい。周迂はそれを手伝えないかわりに、角などで人がぶつかって来ないかを先へ行って見てくれた。

 そうして慎重に歩を進めていたところ、またしても後ろから肩を叩かれ進行を止められた。今度は乱暴に振り向かされはしなかったので、星彩から首を捻って見る。すると、

「っ!?」

「おっと」

 驚き過ぎて盆を取り落としそうになったのを、素早く伸びた腕が支える。まるで後ろから抱きしめられているような格好のまま、星彩はぽかんと口を開いて相手を見上げていた。

「宗麟!?」

「重そうだな。大丈夫か?」

「あ、ご、ごめんっ。ありがとうっ」

 星彩は慌てて盆を持ち直し、なぜか一人で殿にいる恭の太子に向き直った。

「どうしたの? こんなところで」

「茶会に招かれたんだが、道に迷ってな」

「? 茶会? あ、もしかしてこれってお茶会で使うもの?」

 きっとそうだ。だからこんなにたくさんの茶器が必要なのだ。兄か姉か、あるいは父が恭の太子を接待するために催すものなのだろう。

 それで運の悪いことに、星彩は一番会ってはいけない人に会ってしまったのだ。

「悪いが庭園まで案内を頼めないか?」

「え、で、でも・・・」

 もう二度と顔を合わせてはいけない相手なのに、案内などして怒られないだろうか。しかし、かといって客人を放置してしまっていいとも思えない。

悩んだ挙句、星彩は、

「―――わかった。庭園だね? こっちだよ」

結局は放っておけずに、案内を引き受けた。

「助かる」

 相手はほっとしたように笑うから、これで良かったんだと思うことにした。

「お前は小間使いだったのか?」

 隣に並んで歩きながら、宗麟が尋ねた。

「馬番じゃなかったのか」

「えっ、あ、うーんと・・・・うん、そうなの。厩にもときどき手伝いに行くの」

「ふうん? ところで、昨日はあの後大丈夫だったか?」

「うん。すごく怒られたけどげんこつも落とされなかったし、わりと軽いほうだったよ」

「ならよかった。鞭を打たれていやしないかと少し心配していたんだ」

「ごめんね、そんな心配させちゃって。そう―――じゃ、なくて、太子さまっ」

 星彩は瑛勝に言葉遣いを注意されたことを思い出し、慌てて呼び名を言い直した。

「あの、ごめんなさい。わたし、昨日はすごく失礼なことしちゃいました。名前呼び捨てにしたりして」

「気にするな。というか別に直さなくていいぞ」

「え?」

「俺はあまり行儀の良い人間でないから構わない。好きなように呼んでくれ」

「・・・いいの? だって、恭の太子さまなんでしょ?」

「太子と言えば皆が皆、淸の太子のような者じゃないさ。俺はもっと不真面目な部類だ」

「・・・じゃあ、宗麟って呼んでも怒らない?」

「ああ」

「ほんと? よかった。わたし、ほんとは名前で呼ぶ方が好きなの。ありがとうっ」

「礼を言われることじゃないさ」

 ぽんと頭に手を置かれ、なでられる。まるで親か兄弟のように親しげな様子に、星彩も嬉しくなった。

「お茶会って、他に誰が来るの?」

「公女たちだよ。公子もいると言っていたかな。王と太子は忙しいようだ」

 とすると、三人の姉と二人の兄が会場にいるということ。その五人に見つかりさえしなければ怒られずに済むだろう。いちばん目聡い瑛勝がいないのだけが幸いだ。

「いけるかな・・・」

「どうした?」

「な、なんでもないよっ。お茶会、楽しんでねっ」

 不審に思われて、これ以上突っ込まれると困るので、星彩は慌てて話題を変えることにした。

「ねえ宗麟、恭はどんな国なの?」

「ん? そうだなあ、商業の盛んな国だな。城下は毎日が祭りのように賑やかだ。淸よりは小さな国だが、店の数はずっと多い」

「へえ! いいなあ、淸でも毎日お祭りやったらいいのに」

 自由に城を出られない星彩だが、街に遊びに行ったことはある。ちょうど祭りの日で、普段はない露店やらを母と一緒に回ったことがあり、とても楽しかったのを覚えている。

「星彩は祭りが好きか?」

「好き! 本当はダメなんだけど、お祭りの日はこっそりお城を抜け出すのっ。お金持ってないから何も買えないんだけどね? お店って見てるだけでも楽しい」

「確かに」

「宗麟は街で遊んだりする? 太子だからしないかな?」

「そんなことはないぞ。時々、俺も城を抜け出して遊びに行く。ま、後で必ず目付役に叱られるんだけどな」

「え、宗麟も叱られるの? わたしも! 一緒だねっ」

 ぐっと親近感が増した。こう言ってはなんだが、他国の王族でもそうなのかと思うと少し安心する。

「ちょっとくらい許してくれたらいいよね。ずっとお城に籠ってるのはつまらないもの」

「だなー。たまの息抜きくらいは見逃してほしいもんだよな、お互い」

「ねー。あ、ほら、ここだよっ」

 そうこうしているうちに、女官たちが忙しく準備を行う会場へ着いた。城の一番広い庭園は、ちょうど春の花々が咲き始めた頃合いで、良い香りがする。遠くの東屋には花の如く着飾った姉たちの姿も垣間見えた。

 星彩は茶器の到着を待っていた女官に盆を預けた。宗麟のことはさすがに席まで案内できないから、ここでお別れだ。

「じゃあ宗麟、お茶会楽しんでっ―――」

 笑顔で言いかけた星彩だったが、瞬時に襟首を後ろから引かれ言葉が止まった。

「これは太子どの! 随分とお早いお着きで!」

 星彩と入れ替わり、宗麟の前に出たのは若い男。陽が当たると少し明るい茶色になる髪は、星彩もよく知っている人物。

「攸恭にぶっ!」

 すかさず扇子が星彩の口を打ち、ある名詞が漏れるのを阻止した。淸国第二公子である攸恭は、閉じた扇子を妹の口にぐりぐりと押し当てたまま、にこやかに挨拶を述べた。

「申し訳ございませんが準備に少々手間取っております。しばし庭をご覧になってお待ちくださいませ。私がご案内いたしましょう。――羅鑑っ!」

 攸恭が宗麟の後ろに向かって呼びかける。すぐに反応し駆けて来るのは背の高い少年、淸国第三公子の羅鑑である。

「兄上、お呼びでしょうか。あ、太子どのもご一緒でしたか」

「これをつまみ出せ」

 攸恭は星彩を顎でしゃくり、弟に指示した。まだ多少幼さの残る第三公子も、己より更に幼い妹の姿を見て驚愕する。

「なっ!? どうしてお前がここにっ・・・」

「早く連れていけ。太子どののお目障りになる」

「そのようなことはありませんよ。星彩はここまで案内をしてくれたのです」

 攸恭の言葉に、涼しい顔で宗麟が返した。

「それより従者二人を置いて来てしまったので探していただけますか。おそらく殿中で迷子になっていることと思います」

「・・・は、はあ? 太子どのはお一人でいらっしゃったのですか? お迎えの者は」

「長城の素晴らしい建築を眺めておりましたら、うっかりはぐれましてね。途中で星彩に会えて助かりました。ですからどうか叱らずに、褒めてやってください」

 言われた攸恭は、珍しくぽかんとした顔をしている。太子の突飛な行動に呆気に取られているのだ。

「ところで、淸の太子どの然り、公子どの然り、王族の方々は星彩のことをよくご存知のようですが」

「・・・ああ、この者は私の小間使いでしてね」

 問われた攸恭は我に返り、咄嗟にそれらしい言い訳を紡ぐ。

「宮だけでなく余計な場所にまで潜りこみますので周囲に顔を知られているのです。二度とこのようなことはなきよういたしますので。羅鑑、連れて行け」

「はっ」

 星彩は猫の子のようにつままれ、宗麟に挨拶をする間もないまま庭園から退場させられた。が、もちろん放り出されるだけでは済まない。

「~~~星彩っ!」

「ご、ごめんなさいっ、怒らないで羅鑑兄さまっ」

 人気のない建物の裏手で、案の定、怒鳴られてしまう。瑛勝に負けないくらい、羅鑑も生真面目な兄であった。

「普段から殿中をうろつくなと言われているだろうっ! 兄上に要らぬ手間をかけさせおって!」

「だ、だって、宗麟が困ってたから・・・」

「こら、太子さまとお呼びしろ!」

「本人が、それでもいいって・・・」

「なんだと!?」

「な、なんでもないです・・・」

「お前は早く部屋へ戻れっ。我々は太子どのの接待で忙しいのだっ」

「はーい・・・」

「瑛勝兄上にもこのことはきっちり報告するからなっ」

「・・・はーい」

 最後の一言がいちばん痛かった。が、もう仕方がない。

 羅鑑は大股で庭園に戻って行き、残された星彩は肩をすくめた。

「また怒られちゃった・・・」

『星彩は宗麟を助けたのだ。落ち込まなくてよい』

 上空から今まで事の次第を静観していた周迂が、側に戻ってきた。

『それで、どうする? 帰るか?』

「でも昨日は郭と遊べなかったし、どうせ怒られるなら先に遊んでこよっかな」

『うむ。星彩はしたいようにするのがよい』

 兄にこの話が伝わるのはきっと夜か、遅ければ明日になろう。忙しい太子の耳に、星彩の起こす面倒が仕事より優先的に知らされるはずがない。

 今度はなるべく女官たちにも見つからないようこっそりと殿を出て、厩へ行った。

「こんにちは」

 しかし厩を覗くと、呂遜も呂郭も忙しく働きまわっていた。藁を運びながら呂郭が気づいて首だけ向ける。

「あ、星彩! 遊びに来たんかあ? 悪ぃなあ、今、届いた藁をまとめなきゃなんねえンだ。裏に驢的いっから遊んでて!」

「そ、そっか。わかった」

 星彩と違って、年下でも呂郭には仕事がある。邪魔をしてはいけない。言われた通り裏の放牧場にまわると、今日も驢的や他の馬たちが思い思いに草を食んでいた。

「あれ?」

 その中に、一際目を惹く姿を見つけ、星彩はつい足を止めた。

 たてがみまで全部真っ白な綺麗な馬だ。確かに昨日までいなかったはず。

「驢的!」

 細い鹿毛に声をかけると、もごもごと口を動かしながら頭をあげる。

『おう、星彩じゃねえか』

「あのコ誰? 新しく来たコ?」

『んあ? ――ああ、あいつは確か恭の馬だってよ。なんでも偉い奴の大事な馬らしいから、昨日からここで預かってんだ』

「恭の馬?」

『まあ、詳しく知りたきゃ直接聞きゃあいいだろ。おーい新入り!』

 とっとっと、と軽快に驢的は奥でのんびり草を食んでいる白馬に寄っていった。

『ほら、ちょっと面貸せ。星彩が呼んでんだ』

『・・ん? あ、僕ですか? 誰が呼んでるって?』

『俺のダチだよ。いいから来い!』

 驢的の鼻面に押されて、白馬は渋々と星彩の前にやってきた。

『なんだ、人の子じゃないですか。この子が驢的さんの友達なんですか?』

「そうだよっ。わたしは星彩で、こっちは周迂っていうの。あなたは?」

『・・・あれ? 今、返事しました?』

 白馬は数度、瞬きをして星彩を見つめた。

『まさかそんなことは』

「どうしたの? 名前ないの?」

『・・・白龍といいます』

「ハクリュウ? かっこいい名前だねっ」

『やっぱり伝わってる!』

 白龍は急に鼻を近づけて、ふんふんと星彩の匂いを嗅いだ。

『僕の言葉がわかるんですか? なんて不思議な』

『噂を聞いたことはないか?』

 柵の上の周迂が尋ねると、白龍はまたぱちくりと瞬きをした。

『そういえば。この世のどこかに僕ら獣や草木の声聞く娘がいるのだとか』

「え、わたしって噂になってるの?」

『俺たちの間じゃけっこー有名だぜ。渡り鳥たちが言いふらしてやがるんだ』

「な、なんか恥ずかしい」

『うわあ、僕、感激です! 一度でいいから会ってみたいと思ってたんですよ!』

 白龍は嬉しそうに鼻をすり寄せてくる。星彩がそれをなでてやると、くすぐったそうにぶるぶる震えた。

「ねえねえ、白龍って宗麟の馬なの? 昨日、城門の前で、わたしのこと覚えてない?」

『・・もしかして、驢的さんに乗ってた女の子、星彩だったんですか? あの時はびっくりしました。あんまりすごい勢いで向かってくるものですから、僕もご主人さまを乗せてなかったらきっと逃げ出してましたよ』

「驢的は走るの大好きだからねっ」

『反省してるってー』

『でもやっぱりさすがご主人さまでしたね! 華麗に星彩を救出した後は、すばやく家来に命じてあっという間に驢的さんを捕らえてしまったんですからっ。神速の采配にはいつもながら惚れ惚れしますよ!』

「ふうん? 白龍は宗麟が大好きなんだね」

『それはもう! 自慢のご主人さまですから!』

 白龍は左右に揺れながら、うきうきとそのご主人さまについて語ってくれた。

『ご主人さまはまだ太子ですが、すでに重要な政務を担っておられ、僕はいつも忙しいご主人さまを乗せて、ある時は視察、ある時は賊退治、ある時は気晴らしと、西に東に走り回ってます。本当に、本当にご主人さまは多忙なのに、僕のこともちゃんと気にかけてくださるんです。手ずから足を洗ってくれたり、体を梳かしてくれたり、歯まで磨いてもらっちゃったり、それはそれは大事にしてくれるんですよ。僕らは口が利けないから、不満の言えない相手をおろそかにはできないんだって』

『へえ、そりゃ立派なもんだ』

『ご主人さまは素晴らしい人です。あの方は星彩のように僕の言葉をわかってくれはしないけれど、だからこそ、心から尊敬しています』

「ふうん・・・宗麟は、すごくいい人なんだね」

 初めて会った他国の王族。助けてくれて庇ってくれて、気さくに話してくれるのに、厳格な兄と同じように公務を立派に果たしている人なのだと聞いたら、とても不思議な感じがした。

「もっと宗麟と話してみたいなあ」

『ご主人さまは人の話をよく聞く方です。遠慮しないで話してみたらいいですよ』

「でもわたし、宗麟に会うと怒られるの。公女ってバレちゃいけないから」

『え、星彩って公女なんですか?』

「見えないでしょ? 公女らしい着物なんて一つも持ってなくて、礼儀も知らないから、他国の人に会うのは失礼になるんだって」

『ふうん、人の決め事は面倒ですね』

「そうだ、白龍だけでも友達になってくれない? 一緒に遊ぼ?」

『いいですよ。何して遊びます?』

「えっとね、駆けっこ! みんなで競争しよっ!」

『僕、足には自信ありますよ? なんたって恭国太子の馬ですから!』

『おおっとぉ? この走り屋驢的さまを差し置いてそれを言うか?』

『空飛ぶ者は、地を駆ける者より速いぞ』

 ばさりと周迂もその大きな両翼を広げて参戦する。

『なになに? 星彩たち何やるの?』

 他にも騒ぎを聞いて放牧場の馬たちが集まって来た。

「みんなも競争しよっ。あっちの柵まで速く着いたひとの勝ち!」

 星彩の掛け声で長城の馬たちは一斉に走り出し、その中に周迂と白龍もまじる。言い出した星彩はさすがにこの中では一番遅かったが、それでも楽しくて仕方なく、何度も繰り返しているうち、そのうち駆けっこは追いかけっこになって、最後は傍から見て放牧場で馬たちが暴れ回っているかのような図になった。

「星彩、また馬たちと遊んでるんか? 俺もまぜて!」

 仕事が終わった呂郭はこの状況を見るのも初めてではない。ので、臆せず自分も柵をくぐり星彩同様、子犬のようにじゃれ回った。そんな子供らの様子を、呂遜が仕事をしつつ微笑ましく見守っていた。

 夕方まで存分に遊んだら、呂郭や馬たちと別れ、周迂と共に後宮へ戻る。

 途中で少し気になり庭園を覗いたが、とっくにお茶会は終わっており、色々と準備がなされていた会場はすっかり片付いて人の姿がなかった。

(宗麟、お茶会楽しんだかな?)

 きっとそうであったことを願いつつ踵を返し、殿中の廊下を曲がる。そのとき、星彩は反対からやって来た人にぶつかった。

「わ、ごめんなさい・・・っ」

 謝って相手を見上げ、星彩は固まった。ちょうど相手も部屋へ戻る途中であったのか、仏頂面の瑛勝がそこにいた。

「逃げるな」

 反射的に回れ右した妹の襟首を、長兄は素早く捕らえる。

「来い。たっっぷり説教してやる」

「あう・・・」

 ずるずると、そのまま瑛勝の私室まで引き摺られてゆく。周迂もひょこひょこと憐れな友に付いていった。

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