概要
「いずれこの娘と所帯を持つつもりだ」嘘からはじまる狼の神さまとの恋物語
【富士見ノベル大賞、特別賞を受賞しました!】
上條咲良は都会のレストランで働いていたが、病気の父親の介護のため地元に帰ってきた。
彼女の家は、代々大口真神(おおくちのまかみ)、ニホンオオカミが神格化された「おいぬさま」を祀る小さな社を守ってきた由緒ある家だ。
介護していた父親が亡くなったのちのある日、買い物帰りにおいぬさまにお供えをしようと鳥居をくぐると、不思議な世界、隠り世(かくりよ)に迷い込んでしまう。
目の前にあったのは立派な旅館で、そこは咲良の家が大事にしていた社の主であるおいぬさま、昴(すばる)の経営するあやかしや神々、その使いが湯治にくる温泉宿だった。
なんとか現世に帰りたい咲良だが、上位の神使や神の協力がないと現世には帰れないらしい。昴の協力があれば帰れるが、どうやら彼は
上條咲良は都会のレストランで働いていたが、病気の父親の介護のため地元に帰ってきた。
彼女の家は、代々大口真神(おおくちのまかみ)、ニホンオオカミが神格化された「おいぬさま」を祀る小さな社を守ってきた由緒ある家だ。
介護していた父親が亡くなったのちのある日、買い物帰りにおいぬさまにお供えをしようと鳥居をくぐると、不思議な世界、隠り世(かくりよ)に迷い込んでしまう。
目の前にあったのは立派な旅館で、そこは咲良の家が大事にしていた社の主であるおいぬさま、昴(すばる)の経営するあやかしや神々、その使いが湯治にくる温泉宿だった。
なんとか現世に帰りたい咲良だが、上位の神使や神の協力がないと現世には帰れないらしい。昴の協力があれば帰れるが、どうやら彼は
応援ありがとうございます!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ぜひぜひ、隠り世(かくりよ)の恋とお料理を味わいに来てください♡
あなたは神を感じますか?
あっ! いえいえ、宗教の勧誘じゃないです。
日本には古来から八百万の神さまがいらっしゃるということで、あちらにもこちらにもたくさんの個性的な神さまが、ひっそりと隠れ住んでおられるかもしれません。
時折、そんな神さまの存在を感じたりしませんか。
主人公の上條咲良さんは、ふとした拍子にそんな神々やあやかしの住む、隠り世(かくりよ)に迷い込んでしまいます。
もとの世界に戻りたいけれど、彼女ひとりの力では戻れないのです。
咲良さんが出会う隠り世(かくりよ)の住人たちは、好意的な者もいれば人間を嫌悪している者もいます。
基本的には隠り世(かくりよ)には人…続きを読む